仕事 仕事
2021年03月24日 17:00 更新

新生活がスタートする前に「やらないことを決める」#岩橋ひかりのキャリアの引き算

ワーママの頭の中は、育児や家事や仕事……すべてが同時のマルチタスク。日々そんな状態で、みなさん疲れてしまっていませんか? キャリアコンサルタントの岩橋ひかりさんが、忙しいワーママたちに「引き算」の考え方や岩橋さんが実践している方法をお伝えしていく連載です。

今日の引き算は「時間の引き算」

こんにちは。キャリアコンサルタントの岩橋ひかりです。

春ですね!新年度を迎えたワーママの皆さん、いかがお過ごしですか?

思い返せば1年前の今頃は、全国の小中高校がまさかの臨時休校となり、保育園も登園自粛。
初めての緊急事態宣言も発令され、過酷すぎる在宅ワークwith kidsを経験された方も多いのでは?
1日1日をまわすことに必死で、不安で、春を喜ぶ余裕なんてなかった2020年の春。
あれから1年が経ち、桜を愛で、新しい季節のはじまりを喜べる幸せを、
例年以上にかみしめております。

新年度4月は、入園に、入学に、そして進級にと、子どもたちの環境が変わる時期。それに伴い、ワーママである私たちの生活も変わります。
我が家もこの春、下の娘が小学校に入学。入学グッズの大量の名前書きを迫られ、送り迎えの代わりに、毎日の学校と学童の準備、そして新たな環境で過ごす娘の精神的ケアも気になるところ。
子どもたち2人とも小学生になったからといって、時間の余裕ができそうな気配はありません。

働くママへの処方箋「やらないことを決める」

この春に新しい生活がスタートするすべてのワーママにやっていただきたいのは、やらないことを決めること。
新しいことを始める前に、それを組み込むための時間の余白をつくることから着手しましょう。
まずは現状を把握するために、今の時間の使い方を書き出してみましょう。特に見直すべきは朝と夜。朝起きて、仕事をはじめるまで、また、仕事を終えて夜寝るまで。やっていることとその所要時間を書き出して、やらないことを決めていきましょう。

例えば朝だと、朝食作り、保育園の支度、化粧、服選び、着替え、掃除など。それぞれにどのくらい時間を使っているのか、意外と把握できていないもの。書き出すことで可視化、やらないことを引き算していきましょう。

時間の使い方の図

ちなみに私は初めての復職後、朝ごはんを作るのをやめました。共働き世帯の朝は戦場。限られた時間をどう配分するかを考えた結果、化粧などの身支度に夫より時間がかかるので、朝食作りは夫の担当に。あれから10年、夫不在の日以外、朝食は一度も作っていません。
やらないことを決めるポイントは、無駄を排除するのではなく、義務感で嫌々やっていることを手放していくこと。一見無駄に見える、ベッドから起きる前のだらだらスマホ時間だって、その時間が自分にとって必要な時間であれば強制排除する必要はありません。
私の場合、残念な化粧で1日を過ごすのは嫌なので、身支度>朝食作りですが、自分で朝食を作りたい方もいらっしゃると思います。どちらが正解でも不正解でもなく、自分にとっての正解を持つことが大切です。

時間の使い方は、生き方そのもの。
新生活のスタートで、時間の使い方が変わる今だからこそ、何にどう時間を使うのかを見直す絶好のタイミング。
やること満載で慌ただしいワーママ生活ではありますが、そんな大変な中にも自分らしい時間の使い方を意識することで、幸せを味わえる瞬間が増えていくはず。
やりたくないことの引き算で、ハッピーなワーママライフを手に入れましょう!

(文:岩橋ひかり)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-