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【婚活に効く、しぐさの心理学vol.5】上半身の動きを変えて、好印象につなげよう!

小高千枝

石部千晶/六識

しぐさや態度は、時に言葉よりも雄弁に人の本音を語るもの。相手に好意があるかどうかを見極めたり、自分の好意を伝えるなど、コミュニケーション力アップに役立ちます。今回は、メディアでも活躍している心理カウンセラー・小高千枝先生に、婚活で意識したい上半身のしぐさについて教えてもらいました。

カフェの男女

顔や手など、人と話をするときに自然と目に入ってくるのが上半身のパーツ。よく見える部分だからこそ、相手の気持ちが一目でわかる簡単チェックポイントが! また、すぐにでも直しておきたい癖や、手軽に印象をよくできる方法など、好感度アップにつながるヒントもたっぷり隠れているんです。上半身から読み取れるメッセージを知って、婚活で活用していきましょう!

婚活では、相づちやジェスチャーは控えめに!

笑顔の女性

よかれと思ってやってしまいがちなのが、相づちのしすぎ。『うんうん、はいはいはい』というような小刻みにうなずくような相づちは、“聞き流されている”、“拒絶されている”という印象を与えてしまいます。婚活の場でも、“よく思われたい”とか、“あなたに同調しています”という思いを伝えたいあまりに、やってしまう人が多い傾向があります。相づちをするときは、相手に共感する感じで、ゆっくりと行いましょう。

また、悪いことではないのですが、相づちやジェスチャーが大きいのは控えたほうがいいと思います。あまりに動きが大きいと、聞いているほうは動きに気を取られてしまって、話に集中できなくなってしまうんです。せっかくの自分を知ってもらえるチャンスを活かせないなんて、もったいないですよね。だからと言って、動きもなくじっと聞いているだけだと、話を聞いていないように見えてしまいます。ゆったりとした相づちや、オーバー過ぎないジェスチャーを織り交ぜながら、会話を楽しんでくださいね。

意中の相手に意識してもらえる動きをさりげなく取り入れて!

お酒を飲む男女

相手が飲み物を飲んだら自分も同じタイミングで飲み物を飲むなど、相手と同じ動作をする“同調行動”と言われるものは、相手に親近感を覚えてもらえるテクニックのひとつです。誰でも簡単に取り入れられるので、ぜひ挑戦してみてください。ただし、“いかにもやってます”というようなわざとらしい感じではなく、さりげなくやるようにしましょうね。

男女ともに言えることですが、顔の輪郭がはっきりと見えていたほうが、人は親しみを持ちやすいものです。なので髪の長い女性は、アップにしたり耳にかけたりしていくことをおすすめします。そして、髪は女性のアイデンティティと言われています。気になる彼と話しているときに、髪を耳にかけ直したり、また、ふわりとキレイな髪が揺れているだけでも男性はドキッとして意識してしまうはずですよ!

姿勢や腕組みで、自分への相手の関心をチェック!

腕組みをする女性

人は、興味深い話を聞くときには、“もっと知りたい”という思いからついつい体が前のめりになってしまいます。なので、相手が前傾姿勢になって話を聞いてくれているのなら、自分に対して興味を持っていると思っていいでしょう。

それに対して、テーブルの上に置かれた両手ががっちりと組まれていたり、腕組みをしていたりというしぐさは、相手を警戒もしくは拒絶しているという意味合いを含んでいます。腕組みにも2種類あって、自分の体を抱くように腕を組んでいるときは、相手に対して尊敬や敬意を払っているものの、緊張を和らげるために、自分を落ち着かせようとしたり、守ろうとしている状態。体の前で腕を組んで、指が外から見えている姿勢のときは、相手に対して警戒心を抱き攻撃的な態度示している状態と言えますね。

拒絶のポーズではありますが、意中の相手が腕を組んでいるからと言って、その人を諦めることはありません。現時点で、緊張をしていたり様子を伺っているだけなので、話をしてお互いを知ることで変化が出てくると思いますよ。

座って話を聞くときは、ゆったりした姿勢を意識して!

向かい合って座る男女

男女ともに、座ってお話をするときの姿勢としては、手をヒザにずっと置いておくのではなく、タイミングをみて手を出し、テーブルの上で軽く重ねて置くのがいいですね。そちらのほうが、話しやすい印象を受けると思います。ヒジをついてアゴに手を置く姿勢は、高圧的なイメージを受けるので婚活の席では控えましょう。

また、座りながら前後や左右にフラフラと動くこともやめましょう。左右の動きは幼稚性があると言われていますし、前後の動きは威圧的な印象を相手に与えてしまいます。相手を受容するような、ゆったりとかつ堂々とした姿勢を心がけてくださいね。

立ち姿勢をチェックしておこう!

顔に手をそえる女性

立っているときにバッグなど荷物を持っていないと、手持ち無沙汰で手の位置に困ったりしますよね。そういうときは、腰骨に腕を添えておへその下ぐらいの位置で両手を軽く組む姿勢でいるといいでしょう。手をストンと下ろしているよりも、見ているほうも安心感を持てると思います。そのときに、脇がしまっていると心を開いていない印象を受けますので、脇に少し余裕を持たせるようにするのがベストです。

座っているときにも言えることですが、肩が内側に入って猫背になっている状態はよくないです。猫背の人よりも、少し胸を張っているぐらいのほうが、明るい感じがして安心感や親しみを持てますよね。猫背になっているときは、気持ちが内向的になって自分を解放できていないという状態と言えます。そうなってしまっていたら、まずストレッチをするように肩甲骨を広げてみましょう。体を解放させると、血の巡りもよくなって、不思議と心も解放されてくるんですよ。

立ち姿を自分で見ることはなかなかないと思うので、日頃から鏡でチェックしてみることをおすすめします。自分の立ち姿や全体像を把握しながら、魅力的に映る姿勢を体に覚えさせておきましょう。

まとめ

1.婚活では、相づちやジェスチャーは控えめに!

2.意中の相手に意識してもらえる動きをさりげなく取り入れて!

3.姿勢や腕組みで、自分への相手の関心をチェック!

4.座って話を聞くときは、ゆったりした姿勢を意識して!

5.立ち姿勢をチェックしておこう!

ついつい相づちやジェスチャーが大きくなったり、腕を組んでいたり、落ち着きがなかったり……。心当たりがあった人も多いのでは? 意識したら直せるはずなので、自覚がある人は気をつけてみましょう。

また、“姿勢”のいい悪いというのは、本人は気がつきづらいことです。友人の力を借りて、普段の姿勢をチェックしてもらうのもいいかもしれませんね。

(石部千晶/六識)

※この記事は2016年10月08日に公開されたものです

小高千枝

株式会社エクラ・コフレ17
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表

サロンでの臨床をはじめ、企業顧問として従事。
心理学、メンタルヘルスケア・マネジメントの必要性や大切さを伝える。
明確な心理分析やメンタルトレーニングは多くの女性をはじめ、著名人からの支持もあつい。
日本テレビ「ナカイの窓」などマスコミ出演多数。
主婦と生活社「心理カウンセラーが教える 本当の自分に目覚める体癖論」など著書多数。

小高千枝OFFICIAL BLOG
「メンタルビューティ時間」
http://ameblo.jp/ych202/

メンタルヘルスケア&マネジメントサロン
http://odakachie.com/

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石部千晶/六識

「こんな情報がほしかった!と思ってもらえるような情報をお届けしたい」という想いから、舞台照明の仕事を経てライターに転職。昔から書くことが好きで、小学生のころから日記を書きためている。現在は、主にグルメや旅をテーマにした取材・執筆を行う。プライベートでは動物との触れ合いが何より好きで、牧場に行ってはムツゴロウさんのようになっている。

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