【どっちがお得?】持ち家VS賃貸 7割以上の女性が考えるのは……
なかなか先行きがわからない日本の経済を考えたとき、住宅に関する悩みは頭が痛い問題です。さまざまな「住まい方」が提案されている昨今ですが、みんなは家についてどのように考えているのでしょう。働く女性にアンケートを採ってみました。
Q.持ち家と賃貸、どちらがお得だと思いますか? 自分の気持ちに近いほうをお選びください。
持ち家 73.3%
賃貸 26.7%
7割以上の女性が、持ち家のほうがお得だと考えているようです。それぞれどうしてそう思うのか、理由を教えてもらいました。
【「持ち家」と回答した女性の意見】
■家は財産になるから
・「いずれは自分の資産になるから。支払いが終わることがあるから」(28歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「家自体が財産であり、お金がなくなっても家は残るから」(25歳/通信/営業職)
持ち家は住宅ローンの支払いが終われば、晴れて完全に自分の資産となります。賃貸であれば支払いが終わることはありません。トータルで見ると持ち家のほうが安く済むと考える人も多いようです。
■資産運用が期待できる
・「持ち家であれば、自分がほかのところに住んだとしてもその家を誰かに貸すことで家賃収入が期待できるから」(27歳/医薬品・化粧品/技術職)
・「いざというとき売却して現金に替えられる」(36歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
持ち家は住み替えが難しいと言われますが、万が一その土地を離れることになったとしても不動産所得の源とすることができます。オーナーとして悠々自適な生活を送ることも夢ではありませんね。
■ついのすみかになる
・「老後が安心して住めるから持ち家」(29歳/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)
・「将来を考えると持ち家があるほうが気持ち的にも落ち着く」(32歳/建設・土木/事務系専門職)
今は元気で働いて家賃を納めていても、いつかは体力も衰え、働けなくなるときがくるかもしれません。持ち家はそんな老後の生活を守ってくれる役割もあります。
【「賃貸」と回答した女性の意見】
■免れない自然災害の脅威
・「災害の多い国なので、壊れたら気軽に移れるメリットは大きい」(35歳/その他/クリエイティブ職)
・「将来的に考えて、災害などを考えると、持ち家だと困ることが多い」(33歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
地震に台風、昨今では竜巻など、何かと自然災害の脅威にさらされる日本。建てたばかりの家が災害によって全滅という可能性もあります。まさに持ち家を持っているがゆえに背負わなければならないリスクですね。
■家に縛られる
・「空き家問題など、持ち家は維持管理が大変。不具合が起こった際にも全て自分でなんとかしないといけないし、勤務地の変更や介護の必要性などに合わせておいそれと住み替えるわけにもいかない」(31歳/その他/その他)
・「持ち家よりも土地に縛られず、フットワークを軽くしていられるから」(32歳/自動車関連/技術職)
多くの人は自分のライフスタイルに合わせて家を建て替える余裕はありません。状況に合わせた住まい方を望む人にとっては、持ち家が荷物になってしまうこともあるようです。
まとめ
コツコツと働いてお金を貯め、庭付きの一戸建てを建てる。それが多くのサラリーマンの夢と言われていた時代もありましたが、今は住宅に関する考え方も多種多様に変化しています。大切なのは自分のライフスタイルに合った選択をすること。周囲の声に惑わさず、長期的な目で判断することが大切ですね。
(ファナティック)
※画像はイメージです
※『マイナビウーマン』にて2016年9月にWebアンケート。有効回答数150件(22歳~36歳の働く女性)
※この記事は2016年10月01日に公開されたものです