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第18話 外見と中身

彼の番号「7」には大きく○をした。
楽しいおしゃべりをすると、
それまでのストレスや疲れも吹き飛ぶらしい。

ニコニコと次の相手を迎えたのだが、
この相手は、どうも、苦手だった。
「お仕事は?」「どこにお住まいで?」
「結婚後もお仕事を?」
定型文のように矢継ぎ早に質問を繰り出してきて、
こちらが聞き返す隙を与えてくれない。
「あの、映画、お好きなんですか?」
「あなたは?」
彼のネクタイピンから想像して質問したのに、
質問に質問で返され、相手のことを知ることができない。
しかも、自分のことは根掘り葉掘り聞かれ、
まるで素行調査を受けているみたいだ。

お互いに歩み寄らないと結婚は難しいよ……。
この人との5分間はぐったりと疲れる。
1つ前の彼とすごい違いだ。

その後も、7番の彼ほど、
一緒に過ごして楽な相手はいない。
指名は彼だな。倍率高そうだけど。

そういえば、わたし、今回、まったく外見で選んでいない。
一緒に過ごすと楽だとか、話やすいとか、気遣いが、とか。
質問攻めの彼は外見はパリッとして仕事ができそうで、
彫りも深くて、たぶん、イケメンだった。
でも質問攻めの苦しさに、
顔なんかどうでもよくなっちゃってたんだ。

結局、7番の彼とはカップリングされなかった。
人気が集中して、ライバルが多すぎた。
でも……今回でひとつわかったことがある。
やっぱり大事なのは中身かも。
わたしが「背が高いマッチョ」って言い続けてたのって、
中身は伴っている前提だったんだな。

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