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第13話 遅かった……

社内にこんな素敵な人がいたなんて、盲点だった。
佐原さんは、彼女、募集しているかしら。
「この会によく参加するんですか?」
「主催だから、友人家族総動員して人を集めていますよ」
家族……?
「ご結婚されているんですか?」
「今日は娘が熱出しちゃって
来られなかったんだけど……」
スマホの待ち受けにはまだ歯も生えそろわない
小さな赤ちゃん。
「……可愛いですね!」
「でしょう? うちの子、世界一! って思いますよ」
既婚者のうえに子持ちかぁ。
ほめたものの、内心ショックを受けた。

そうだ。ここは婚活会場じゃなから、
既婚者がいて当たり前だ。
そう思うと、この場にいるイイ男は全員、
既婚者か彼女持ちに見えてくる。
開口一番「彼氏いますか?」と
聞くわけにもいかないし、
サークル活動で彼氏を見つけるのは、
ちょっと時間がかかりそう。
やっぱり婚活パーティが手っ取り早いのかな。
あの雰囲気、ちょっと疲れるんだけど……。

ひっそり落ち込んでいると、
空気を読んでくれたのか、
佐原さんが知り合いの男性に声をかけてくれた。
「おい、若松! 元気だったか?」
振り返ったのは、見た目も爽やかなイケメン。
国際事業部のエースだというし、
これは期待が持てるかも!?

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