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第11話 サークル活動

比呂と別れて社食を出て、
すぐ向かいの壁にある掲示板にふと目が行った。

『求! 部員』『参加自由。お気軽にどうぞ』

そんな言葉とともに、各種サークル活動の案内が、
ところ狭しと貼られている。
週末テニス、ゴルフ、サイクリング、ダーツ、
利き酒部なんていうのもある。
福利厚生の一環として会社から補助金が出るから、
どのサークルも活動は活発だ。
入社直後は、よく誘われたなぁ。
若いというだけで色々な人にかまってもらえた日々を
思い出して懐かしくなる。

参加したイベントのひとつに大輔が参加していて、
比呂の紹介で話をしたら意気投合して。
みんなに隠れて、触れるだけのキス、しちゃったっけ。

あんなこと、初めてだったから、ホント、のめりこんだ。
大輔の好みに近づきたくて、率先して世話焼いたりして。
考えてみたら、これじゃあお姫様じゃなくて、
お手伝いさんだったわ。

……大輔の家で鉢合わせした子は若そうだった。
たぶん20代前半。
やっぱり男性って、華奢で若い子が好きなのかなぁ。
「はぁ」
20代ぜんぶ捧げたのになぁ。
ため息がこぼれ、慌てて首を振る。

20代を捧げた相手との別れはキツイ。
でも、早く忘れて、もっといい相手、見つけてやるって
決めたじゃない。

『恒例! バーベキュー大会。参加自由。家族・友人歓迎』

当日参加もOKだって。
こういうのも、参加してみようか。
どこに出会いがあるかわからないしね!
わたしはスマホでメモ代わりに案内表示を撮ると、
自分の職場に戻ることにした。

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