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【ホル活】第4回:ガムを噛むだけ!? ホルモンバランスを整える「ストレス対策」5カ条

松村圭子

今週のホル活レッスン5カ条<ストレス編>

(1) 他人の評価より、自分の心の声を聴く

自分は何をしたら気持ちがいいか、というものをきちんと持つことが大切です。高尚なものじゃなくても、包装資材のプチプチを押すだけでもいいですし(笑)、新聞紙を思いっ切り破ることだってOK! 周囲がいいと言うからとか、こうするとおしゃれだから、流行っているから、というものでなくてもよいのです。ひとりで風景を見ながら静かにご飯を楽しむほうがいい人もいれば、みんなでワイワイ盛り上がって過ごすほうがストレス発散になる人もいます。人は人、自分は自分まずは、自分の心の声に耳を傾けることです。

(2) 五感で楽しむことに集中する

SNSにアップするために、事あるごとに必死に写真を撮っていませんか? それよりも、その時間を楽しむ自分に集中すること。たとえば旅行に出かけるのなら、それを五感で感じる時間が大切です。人にこう見られたい、よく思われたいという気持ちで写真を撮るのに夢中になって、その場を実感することを欠いているのはもったいないこと。自分の思い出アルバムを増やすために撮るというよりも、「リア充のために」写真を撮っている自分は、何が満たされていないのかを考えてみてください。自分の魂が楽しむ時間を大切にしてあげましょう。

(3) 仕事中にホッとするプチ儀式をつくる

対人関係のストレスは極力その場を避けて距離を置くことも大事ですが、仕事の場面ではなかなか逃げられませんよね。その場合はちょっと深呼吸してお茶を飲むなど、何かをしてホッとするという“儀式”を積極的に取り入れてみて。たとえばストレッチをすれば血行もよくなり頭もスッキリします。好きな香りをかぐことも、脳に心地よい感覚をもたらして心身がリラックスできます。自分はこれをするとホッとする、スッキリするというプチ儀式は、仕事中のストレス軽減に効果的です。

(4) 口角を上げて笑顔をつくる

つい些細なことでイライラして、気づけば眉間にシワが寄って仏頂面になっているなんてことがありませんか? そんなときは、できるだけ口角を上げて笑顔を作ってみましょう。それだけで免疫力を高めるNK細胞が活性化し、ホルモンバランスも自然と整いやすくなります。特にホルモンバランスの変動で気分にムラが出やすい生理前にはオススメ。作り笑いでもNK細胞が活性化されるので、気づいたときに常に口角を上げるよう意識してみましょう。

(5) ガムを噛んで集中力を高める

ストレスや疲れが蓄積すると、自律神経が乱れて頭に血が巡らずボーッとしてしまうことがあります。そんなときはガムを噛むのが効果的です。規則正しいリズム運動を行うことで、心のバランスを整える作用のあるセロトニンが脳内に分泌され、イライラを落ち着けて集中力を高めてくれます。5分以上同じ動作を繰り返してみましょう。その場で足踏みする、腹式呼吸を行うなども有効ですよ。

まとめ

口角を上げる、ガムを噛むなど、職場でも簡単にできるストレス対策をさっそく試してみたいですね。そして自分が本当に心地よいと思うことを楽しみ、日ごろがんばっているみなさんの心身をいたわってあげましょう!

(取材協力:松村圭子、文:水野久美)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.07.19)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

 

※この記事は2016年09月08日に公開されたものです

松村圭子

日本産科婦人科学会専門医。2010年、自身が院長を務める成城松村クリニック開院。女性の美と健康に関する知見を活かし、さまざまなメディアで活躍。著書に、『40歳からの女性の不調にやさしく効く漢方の本』(日東書院)、『女性ホルモンがつくる、キレイの秘密』(永岡書店)、『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)など。

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