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第7話 失恋同盟

こういうときってどうしたらいいんだっけ? 
運営の人を呼べば助けてくれるの?
だって、初対面でこんな接近されるの誰だって嫌よね?
出禁レベルの変なヤツじゃない?

困惑して、相手に聞かれるままに質問に答えていると、
「奈緒子!」
紗良から声をかけられた。2人組の男性と一緒にいる。

「こっちにおいでよ! 一緒に話そー」
やった! 助かった!
「あ、友だちに呼ばれてるんで」
そう言って男の腕から抜け出すと、
背後で「チッ」と舌打ちする声が聞こえた。

何あの人。怖すぎでしょう。
押しが強いとかそういうレベルじゃない。
振り返ると、あの男が次のターゲットに話しかけていた。
積極的な姿勢は認めるけど、
あれじゃあ誰ともカップル成立しないんじゃないかしら。

「紗良、ありがとー」
「いえいえ。たまたまこの方々が来てくれたので」
紗良に紹介された2人組は
男性には珍しく友人同士での参加。
「こいつ、彼女にフラれたばっかで落ち込んでたからさ〜」
茶髪のほうの……19番の男性が、
18番の黒髪の男性をからかうように紹介する。
「うちも、この子が落ち込んでたから!」
紗良がわたしの背中を押し出しながら、余計なことを言う。
「じゃあ、僕たち、同じ境遇ですね」
「あはは」
気まずそうにいう黒髪の青年は、好感が持てた。
体の線は細めだけど、ナヨナヨしてるわけじゃない。
背は高いし、まじめで優しそうな雰囲気だし、
浮気しなさそう。
ちょっと、いいかも。

黒髪さんと互いの失恋経験を軽く話をしていると、
あっという間に時間が過ぎた。

これは好感触なんじゃない!?

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