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【ハーブセラピー】暑さに負けないために! 夏バテ予防にぴったりの飲み物は?

中澤小百合

毎日忙しく働いている女性なら、ストレスがたまってしまったり、体調が悪くなってしまうことってありますよね。健康でいるために、体にやさしい方法で不調を整えていきたいと思いませんか? そんな女性たちの気になる不調別に、ハーバルセラピスト・中澤小百合さんがオススメの「メディカルハーブ」を紹介してくれます。日々の生活に取り入れてみて♪

こんにちは。ハーバルセラピストの中澤小百合です。夏真っ盛りですね! そして、毎日暑いですね! 猛暑続きで、すでにぐったり……という人はいませんか? それでは、仕事をする気がしないだけでなく、夏休みや楽しみにしているイベントも楽しめませんよね。まだ、8月に入ったばかり。夏はこれからですよ! そこで、11回目となる今回のテーマは「夏バテ」です。

夏バテ予防にオススメのハーブは?

暑い日が続くと、寝不足になって疲れが取れなかったり、食欲がなくなったりしてしまうもの。また、冷たいものを飲みすぎて、胃腸の機能が低下してしまうこともあります。そうなる前に、夏バテ対策をしておきましょう。中でもハーブティーは、汗で失われがちなビタミンやミネラルなど体に必要な栄養素の補給、低下しがちな体の機能も調整などをしてくれるので、夏の水分補給に最適です。今回、ご紹介するハーブは以下の4つです。

(1)ルイボス
(2)ハイビスカス
(3)マテ
(4)レモングラス

ルイボス

ルイボスは南アフリカに生育する植物で、先住民の間で「不老長寿のお茶」として飲み継がれてきました。一番の特徴は体をさびつかせる活性酸素を取り除き、抗酸化作用に非常にすぐれていること。紫外線を浴びると活性酸素が発生するので、夏には積極的に摂りたいハーブです。日焼けによるシミ・ソバカスの予防など美容効果も期待できます。汗で失ったミネラルを補給できるとともに、代謝を促進し、活力不足を改善。アレルギーを予防する働きもあると言われています。

ハーブティーにすると鮮やかなルビー色で独特の酸味が特徴のハイビスカス。その酸味は酢や梅干しなどにも含まれるクエン酸によるもの。肉体疲労を回復させる働きにすぐれており、「天然のスポーツドリンク」とも言われています。

南米で愛され続けてきたマテはビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含み、「飲むサラダ」とも呼ばれます。ハーブには基本的にカフェインは含まれていないのですが、マテは少量のカフェインを含みます。脳の働きを活性化して活力を高める作用があり、疲労回復に役立ちます。

レモングラスはタイ料理のトムヤムクンなどに使われるエスニック料理には欠かせないハーブ。胃腸の不調やインフルエンザなどの感染症の症状を緩和する働きがあるとされ、食欲がないときや胃もたれが気になるときにオススメです。柑橘系の植物ではありませんが、レモンのようなさわやかな香りがするため、リフレッシュ効果も期待できます。

<夏バテ対策にオススメのハーブまとめ>

ルイボス
科名:マメ科
主要成分:フラボノイド、フラボノイド配糖体、タンニン、フェノール酸など
主な作用:抗酸化、代謝促進、強壮など

ハイビスカス
科名:アオイ科
主要成分:植物酸(クエン酸、リンゴ酸など)、アントシアニン、粘液質など
主な作用:利尿、代謝促進、消化機能促進など

マテ
科名:モチノキ科
主要成分:アルカロイド、クロロゲン酸、フラボノイド、ビタミン、ミネラルなど
主な作用:興奮、利尿など
※妊娠中は使用を避けましょう。

レモングラス
科名:イネ科
主要成分:精油、フラボノイドなど
主な作用:健胃、消化機能促進、抗菌など
※妊娠中は使用量に注意。

(文:中澤小百合、イラスト:奈良恵)

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