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【ハーブセラピー】エアコンで体が冷えてない? ハーブの「足湯」で夏冷え対策!

中澤小百合

毎日忙しく働いている女性なら、ストレスがたまってしまったり、体調が悪くなってしまうことってありますよね。健康でいるために、体にやさしい方法で不調を整えていきたいと思いませんか? そんな女性たちの気になる不調別に、ハーバルセラピスト・中澤小百合さんがオススメの「メディカルハーブ」を紹介してくれます。日々の生活に取り入れてみて♪

夏冷え対策にぴったりのハーブレシピ

・足湯で

体をあたためるためには、夜、お風呂にゆっくり浸かるのが効果的ですが、暑い季節はお風呂に浸からずシャワーで済ませてしまう人も多いのではないでしょうか。そんなとき、より手軽なのが足湯。足は体のなかでも特に冷えやすい場所。そして、足をあたためるだけでも血液循環がよくなり、全身の冷えの緩和が期待できます。洗面器にドライハーブを入れ、熱湯を注ぎ、差し水をして適温に調節します。くるぶしの上までしっかり浸かる湯量にしましょう。イスに座り、お湯の中に足を入れ、15分程度、ハーブの香りを感じながら、リラックスして過ごしましょう。少し熱めが適温なので、途中でお湯が冷めたら熱いお湯を足しましょう。火傷には気をつけて!

使うハーブはジンジャー、ローズマリー、カモミールなどのいずれか、あるいは何種類かをまぜてももちろんOKです。お茶パックの中にハーブを入れるとあと片付けがより簡単に! 肌が敏感な方は刺激が強すぎないかご注意のうえ、お試しくださいね。

・ハーブティーで

暑い日にはどうしても冷たいものが飲みたくなりますが、そうすると胃腸が冷えてしまって、夏バテの原因にも。夏冷え対策にはあたたかいハーブティーで体の内側からあたためましょう。ジンジャーとローズマリーのブレンドは体をポカポカとあたためてくれる強力コンビ。ただし、ローズマリーは刺激的な味と香りで心身の活力を高める強壮ハーブ。夜は眠りを妨げてしまうこともあるので、朝か昼間に飲むのがオススメです。夜寝る前であれば、ジャーマンカモミールとエルダーフラワーのブレンドがオススメ。そこにジンジャーを少し足してもいいですね。甘い香りのやさしい味でリラックスも促しつつ、体をあたためてくれます。

最後に

冷えは万病のもと。そして、生理不順や生理痛など婦人科系のトラブルにつながることもあるので、女性にとって冷えは大敵です! でも、自分の体が冷えていることに気づいていない人も意外と多いもの。1日の終わりにおなかや腰まわり、おしり、足などを触ってみてください。ひんやり冷たくなっていませんか? 冷たくなっていたとしたら、その日のうちにあたためてから眠りにつく習慣をつけましょう。そうすることで、冷えにくい体づくりにもつながっていくのではないかと思います!

※ハーブのなかには子宮を収縮させる作用などにより流産や早産につながる恐れがあるものがあります。妊娠中のハーブの使用には注意し、必ず事前に医師に相談のうえ、ご使用ください。

※ハーブによっては薬の効果に影響を及ぼすものがあります。治療中の病気がある方、薬を服用中の方は、必ず事前に医師に相談のうえ、ご使用ください。

※ハーブは薬ではありません。病気の予防や軽い不調を和らげるためのサポートとして利用しましょう。

(文:中澤小百合、イラスト:奈良恵)

●参考文献

『メディカルハーブ ハーバルセラピストコース・テキスト』(日本メディカルハーブ協会)
『ハーブと精油の基本事典』林真一郎著(池田書店)
『ハーブティー事典』佐々木薫著(池田書店)
『専門医が教える体にやさしいハーブ生活』橋口玲子著(幻冬舎)
『ニールズヤード式 女性のための症状別ナチュラルケアBOOK』ニールズヤード レメディーズ監修(河出書房新社)

※この記事は2016年07月20日に公開されたものです

中澤小百合

日本メディカルハーブ協会認定ハーバルセラピスト。
出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。会社員時代に酷使してしまった心と体を癒すべく暮らしに取り入れた自然療法の魅力にはまり、現在はアロマ、ハーブ、フラワーエッセンスなどの植物による療法や各種セラピーに関する記事を主に執筆。カラーセラピスト、フラワーエッセンスアドバイザーとしても活動中。

ブログ:「Sayuriのカラー&ボタニカル・エッセンス」
http://ameblo.jp/waterviolet-therapy/

ホームページ:「植物と色の癒し Waterviolet-Therapy」
http://waterviolet-therapy.jimdo.com/

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