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ハッピーベイビーのポーズとは? 効果とやり方【ヨガの基本】

村上華子(ヨガインストラクター)

恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※隔週日曜日配信予定

サンスクリット語で“アーナンダ(至福)・バラ(赤ちゃん)・アーサナ”という意味を持つ「ハッピーベイビーのポーズ」は、その名のとおり、赤ちゃんが足をつかんでゴロゴロとご機嫌に遊ぶ姿をモチーフにしています。仰向けでゴロンと寝転ぶだけの簡単なポーズなので、目覚めの悪い朝にも、お疲れの夜にもぴったりです。今回は、そんな「ハッピーベイビーのポーズ」の手順をご紹介します。

婦人科系のお悩みを改善する「ハッピーベイビーのポーズ」とは?

太ももの付け根にある鼠蹊部(そけいぶ)は、日常生活のなかで意識する機会はあまりありませんが、太い血管やリンパがたくさん集まるので、女性は特にケアしておきたいポイント。「ハッピーベイビーのポーズ」は、主にこの鼠蹊部の内側に圧をかけることで、血液やリンパなどの体液の巡りを促し、足のむくみや末端の冷え、血行不良が原因の婦人系のお悩み改善にも期待できます。そして、背骨や太ももの裏まで心地よくストレッチすることで、肉体の疲れをほぐし、脳を休めて、全身リフレッシュできますよ。

「ハッピーベイビーのポーズ」手順

(1)仰向けに寝転がり、息を吐きながら両手でヒザを抱える。軽くあごを引き、うなじを伸ばして背筋を整える。

(2)息を吸いながら両ヒザを開き、小指側から足裏をつかむ。太モモを脇腹に引き寄せる角度で足裏を下方向に引っ張り、足首はヒザの真上の位置に来るように調節。このままの姿勢で30秒~1分程度キープ。ポーズを終えたら、仰向けの姿勢に戻り、休息する。

※ポーズの注意点

足裏を引き下げる手の力と、足を天井方向に上げる力を均等にして張り合うことで、股関節や背骨へのストレッチ効果が深まります。足裏をつかめない場合は、土踏まずにヨガベルトやタオルをかけて、補助を行ってもOK。

■本日のレッスンまとめ

本当の醍醐味は、ポーズをほどいた後!  鼠蹊部に圧をかけて一時的な血流のせき止めを行ったのち、仰向けの姿勢に戻って脱力することで、血液や体液の流れに勢いがつき、体の隅々まで血流が巡るのが感じられるでしょう。ぜひ、この余韻を楽しんでくださいね。

(監修・文:村上華子、撮影:masaco)

※次回更新は7月31日(日)予定。お楽しみに!

>連載「日曜日の朝ヨガ」バックナンバーはこちらから

※この記事は2016年07月17日に公開されたものです

村上華子(ヨガインストラクター) (ヨガインストラクター)

ヨガインストラクター、薬膳フードデザイナー。綿本彰氏のもとでヨガを学ぶ。2008年、ヨガ仲間と銀座に「HASYOGA」を立ち上げる。現在は、伝統的なヨガのクラスに加えて、身近な食材で作る、薬膳講座なども開催している。

インスタグラム:https://www.instagram.com/tokimusubian/

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