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【栄養学講座】第6回:妊娠前から摂りたい! 知っておきたい「葉酸」のはなし

細川モモ

結婚の予定はないけれど年齢的に出産のリミットも近づいてきている。この先、結婚して子どもがほしいと思ったときに「産めるカラダ」でいるために、今からできることはやっておきたい。そんな働くアラサー女性に向けて、予防医療コンサルタントの細川モモさんによる、産めるカラダを維持するために今から知っておきたい栄養学を全10回でお届けします!

“緑の野菜”と“マルチビタミン”で妊娠力を強化!

葉酸を気軽にチャージする方法として、“緑の野菜”を意識しましょう。小松菜枝豆ブロッコリーモロヘイヤなどに多くの葉酸が含まれています。イチゴキウイバナナといった果物にも含まれていますので、緑の野菜とMIXしてスムージーで取り入れるのもいいですね。ほかに納豆や海苔にも含まれていますので、MIXして朝食や夕食に取り入れましょう。

忙しくてそれも難しい! という女性はマルチビタミンのサプリメントを摂ることも考えましょう。ハーバード大学の調査によって、マルチビタミンを摂取していた女性は排卵性不妊になるリスクが40%低く、そのリスク低減にもっとも役立っていたのが葉酸と鉄分であったことを報告しています(鉄分が含まれる場合はマルチビタミン&ミネラルになります)。

日に日に気温が上がり、ダイエットシーズンが到来しますが、何を抜くかを考えてばかりでは栄養失調に拍車がかかり、妊娠力が低下してしまいます。妊娠を希望する女性は栄養をしっかり満たすことを第一に考えましょう。

◆今回のモモポイント!

妊娠前だからこそ葉酸摂取を心がけて将来への投資を!!

(※1)出典:「妊娠しやすい食生活 ハーバード大学調査に基づく妊娠に近づく自然な方法」ジョージ・E・チャヴロ、ウォルター・C・ウィレット、パトリック・J・スケレット
(※2)出典:日本人の食事摂取基準(2015年版)、平成24年 国民健康•栄養調査
(※3)出典:「働き女子1,000名白書」/出典:「Will consious Marunouchi『まるのうち保健室』調査」Copyright©2015三菱地所株式会社・一般社団法人ラブテリAll Rights Reserved.

(文:細川モモ、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.09)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2016年05月26日に公開されたものです

細川モモ

予防医療コンサルタント。両親のガン闘病をきっかけに予防医療を普及させるべく、米国で栄養学を学ぶ。医療と食の専門家による予防医療プロジェクト「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を日本とNYに発足。2011〜2015 ミス・ユニバース・ジャパン ビューティーキャンプ講師を努める傍ら、卵巣年齢共同研究PJ、妊婦栄養研究PJといった共同研究を進める。働く女子1,400名が参加した「まるのうち保健室」を三菱地所とともに立ち上げ、日本初となる「働き女子1,000名白書」を発表。近著に、働く女性のプチ不調、お悩み別レシピ本『細川モモの美人食堂』などがある。また、4月7日(木)に、新刊『美人の食卓は1日2000kcal—人生をキラキラさせる“足し算”ダイエット 』が発売された。



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