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相場は? 上司や先輩の出産祝いはいくら出せばいい?

森川ほしの/OFFICE-SANGA

身近な人に「赤ちゃんが産まれた!」と聞くと、やっぱりうれしいものですよね。「おめでとう」という祝福の言葉に添えて、出産祝いを渡すことも多いですが、もしもその相手が上司や先輩の場合、どの程度の金額を出すものなのでしょうか? 友だちや同期の場合とはちがうような気もしますし……迷いどころです。

働く女性はどうしてる?

まず、世の働く女性たちに、上司・先輩への出産祝いをどうしているのか、アンケートで聞いてみました。

●5千円前後のプレゼントが妥当では?

・「プレゼントで、5千円以内で探します」(34歳/不動産/専門職)

・「社内での相場が5千円なので、みんな同じ」(33歳/その他/事務系専門職)

・「5千円くらいのセットになったやつを送ります。幸せ絶頂だと何もらっても嬉しいだろうし。いろんなショップの赤ちゃんセットを見て、まぁ、このくらいが妥当かなと」(33歳/医療・福祉/専門職)

・「5千円。みんなでお金を集め、おもちゃのギフトカードを贈った」(32歳/学校・教育関連/専門職)

職場の上司や先輩への出産祝いとなると、やはり周囲の人がどのくらい出すのかが気になりますよね。まずは、仲のいい同期などに聞いてみた方がいいかも? どうやら、一般的な相場は5000円前後のようです。

●1万円出すという女性も多数

・「1万円とプレゼントを渡す。会社の上司に渡した経験がある」(31歳/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)

・「1万円まで。本人たちの希望を聞いてから、予算内で見繕うようにしている」(26歳/小売店/販売職・サービス系)

・「1万くらい。お返しのことを考えたら、あまり高価なものは避けたいと思う」(34歳/生保・損保)

・「1万円くらい。先輩には少し金額を奮発して、いいものをプレゼントしたい」(27歳/医薬品・化粧品/専門職)

1万円となるとけっこう大きな金額ですが、せっかくの機会ですからね。ただ、それ以上になると、今度は「お返しどうしよう!?」と上司・先輩の方が頭を悩ませることに。1万円前後が上限だと考えておけばいいかもしれません。

●職場の方針に従うまで!

・「3千円。たぶん、1人で渡さないで、会社仲間と贈るだろうから」(34歳/電機)

・「あまり出しすぎても毎日会う職場の人だと気を使わせるし、おそらくみんなで合算してプレゼント購入となると思うので、これくらい」(27歳/その他)

・「千円。職場の取り決めにより決まっている」(34歳/医療・福祉)

・「会社で、合同で出すので500円ほど」(34歳/不動産/専門職)

そもそも、出産祝いの金額が一律で決められているという職場も多いようです。「あの人は1万円くれたけど、この人は5000円だった……」なんて話が出てくると、トラブルのもとになります。あらかじめ額が決まっていれば楽ですね。

マナー講師に聞く! 目上の人への贈り物のマナー

また、上司や先輩が産休・育休を取得している場合、出産祝いを手渡しではなく、宅配便などで送るケースもあるでしょう。そこで、宅配で目上の人に贈り物をする場合のマナーについて、マナー講師の平松幹夫先生に聞いてみました。

本来ならできる限り手渡ししたいところですが、贈り物ではタイミングも大事です。そのため、場合によっては宅配便などで送った方がいいこともあります。ただし、その場合は『いつ』『何を』『何のために』送ったのかを明確に書いた、『送り状』を前もって送付しましょう(平松先生)

品物の到着より先に、送り状が届くように送付するのがポイントとのこと。

送り状には、品物を送った目的、つまり出産祝いであること、何が、いつ届くのかということに加えて、お祝いの言葉を添えておくといいですね。親しい間柄なら電話やメールでも構わないと思いますが、上司・先輩など、目上の人に贈り物をする場合には、手紙の送り状がおすすめです(平松先生)

このようにひと手間かけることで、上司・先輩へのお祝いの気持ちをより伝えられそうです。

まとめ

目上の人へのお祝いや贈り物はいろいろ気を使うことも多いですが、まずは職場のルール・習慣を確認してみて。特に決まりごとがなければ、周囲の人に相談してみるといいかもしれませんね。予算や品物が決まったら、渡すときのマナーもお忘れなく。そして、お祝いと一緒に、日ごろの感謝の気持ちも伝えてみてはいかがでしょうか?

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2016年4月にWebアンケート。有効回答数405件(22~34歳の働く女性)

※画像はイメージです

※この記事は2016年05月21日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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