お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

あらゆる不調の原因に!? 専門家に聞く「スマホ巻き肩」の症状と対策

丸山太地

「スマホ巻き肩」対策ストレッチ

私が所属する肩こり研究所とピップの共同開発で、「スマホ巻き肩」の対策ストレッチを考案しました。これらのストレッチは、やった分だけ予防効果も得られるので、朝昼晩行うのが理想的。すべてデスクワーク中にできるルーティンなので、座りながらでも実践できます。ぜひオフィスで試してみてくださいね。

◆肩すぼめ

(1)両肩同時にグーッと力を入れて、上に持ち上げる。
(2)力を一気に抜く。
(3)(1)~(2)を3セット繰り返す。

◆肩すぼめ2

(1)両肩同時に力を入れて、肩甲骨をグーッと内側に寄せる。
(2)力を一気に抜く。
(3)(1)~(2)を3セット繰り返す。

◆背伸びから肩寄せ

(1)力を入れながら、ゆっくりと手をなるべく高くあげて3秒キープ。
(2)胸を広げながら、肘を背中の中央に向かって引く。
(3)(1)~(2)を5セット繰り返す。

 

◆肩まわし

(1)肩に手を置き、顎を引かずに顔を上げた姿勢をキープする。

(2)(1)の姿勢のまま、肘を耳の高さまで上げることを意識して、肩を前に10回まわす。
(3)肩をうしろに10回まわす。

日常生活で「スマホ巻き肩」と上手に付き合っていくには?

スマートフォンを一切使わない生活は、やはり難しいですよね。そこで重要なのは、スマートフォンの「持ち方」です。私がオススメしたいのは、スマートフォンを持っている肘の下に、もう片方の腕を敷く持ち方。もしくは、電車などで座っているときは、ひざの上に荷物を置き、その上にひじをついてスマートフォンを支える持ち方もいいですよ。つまり、顔が前を向いた状態で、目線の部分にスマートフォンがくる持ち方を意識するといいでしょう。また、持ち方や姿勢を意識することのほかに、手軽な方法としてコリの原因でもある血流の改善に有効な磁気治療器を併用することもオススメしています。

症状を緩和することはもちろん大切ですが、根本的に「スマホ巻き肩」にならないための生活習慣を意識することが必要です。「スマホ巻き肩」による自覚症状のある人は、ぜひスマートフォン中心の自身の生活を見直してみてくださいね。

(監修:丸山太地、文:マイナビウーマン編集部)

※一部画像はイメージです

※この記事は2016年05月14日に公開されたものです

丸山太地

日本大学文理学部体育学科にてスポーツ医学を学び、在学中よりトレーナーとして活動。上海中医薬大学へ短期留学をし、解剖学実習を修了。鍼師、灸師、按摩・マッサージ・指圧師の資格を持ち、自身が所長を務めるマッサージ治療院「肩こり研究所」で、多くの人々の肩こりの悩みと向き合っている。

この著者の記事一覧 

SHARE