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21世紀にはいらなくない? 現代ではなくなってほしい慣習や風習4選

中澤美紀子/OFFICE-SANGA

昔から当たり前のように行われてきた慣習や風習。常識外れと思われたくないから、仕方なく自分も同じようにするけれど、「本当はしたくない」と感じることがあります。その中でも特に「今の時代にはもう必要ない」と思う行為とは? 働く女性たちにアンケートをとりました。

出費もはなはだしい冠婚葬祭

・「結婚式、主役になりたいと思わないから」(34歳/その他)

・「冠婚葬祭のお金って必要ですか? お互い気をつかうだけだと思う。年賀状も必要ない。仲よくない人から、『子どもが産まれました!』とか、もう一生会うこともないだろうに、どうでもいい」(34歳/その他)

・「冠婚葬祭のお返し。お祝い、弔いに贈ったものに対するお返しは、個人的に必要ない。気持ちを受け取ってもらうだけでいい」(33歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「結婚式のスピーチが異様に長い人は苦手です」(31歳/小売店/販売職・サービス系)

「結婚式のご祝儀が高すぎる!」という意見が多めでした。心がこもっていれば金額は関係ないと思うのですが、一般的な相場があります。結婚式をするのにお金がかかるし、仕方ないとはいえ、金欠のときはツライ。長すぎるスピーチは退屈に感じることがありますね。

義務的な贈り物文化にギモンが

・「お年玉やお歳暮がある日本にはクリスマスプレゼントの習慣がいらないと思う。せめて本や雑貨など安価なプレゼントをするのがスタンダードになればいいと思う」(34歳/その他/販売職・サービス系)

・「旅行のお土産。あげたいと思って買うのならよいが、そうでない義理的なものなら不要」(30歳/その他/クリエイティブ職)

・「バレンタインデーという出費」(29歳/その他/販売職・サービス系)

・「同じ職場の同僚間で誕生日プレゼントを贈り合うこと。年に数回本当に何をあげたらいいか頭を悩ませるし、逆に自分のときにもらうものも結局使わないから」(31歳/その他/秘書・アシスタント職)

気乗りしないけれど贈り物を渡す相手といえば、上司や同僚をまず思い浮かべます。思い入れはなくて、あくまで形式だけですが、相手も同じように形式だけのお礼を返すはず。「これって本当に必要なの?」とみんな思っているでしょうが、自分からは口に出しません。

断捨離したくなるような人間関係

・「町内会。あったところで、関係が密になり、地域安全等につながるものでもまったくなく、無駄にお金を徴収されるだけなので」(32歳/建設・土木/事務系専門職)

・「無駄な活動しかしない小学校のPTA」(32歳/その他)

・「正月に親類一同集まること」(30歳/商社・卸/事務系専門職)

・「強制参加の社員旅行」(32歳/小売店/販売職・サービス系)

核家族化の進行や個人主義の蔓延を防ぐには、人と接することが大事だと思います。コミュニケーション力の高い人はどこに行っても重宝されそうです。頭では理解できていても、余分な人付き合いがストレスになることがありますよね。

封建的な思想を押し付けないで

・「人は家庭を持って子どもを育てることが一番の親孝行だという考え方」(30歳/運輸・倉庫)

・「女性にお茶汲みをさせるのをやめたほうがいい」(24歳/金融・証券/事務系専門職)

・「有給休暇が消化できない」(30歳/その他)

・「結婚したら女性は嫁に来るという考え。次男と結婚したのに、義両親が偉そうすぎて嫌になる」(33歳/その他)

・「空気を読むということ。自由な意見が言えないのはツライから」(29歳/機械・精密機器/技術職)

・「定時に帰っちゃダメという、謎の空気」(30歳/その他)

年配の方と接すると、「考え方が違うなー」と感じることがあります。古めかしい価値観を押し付けられるのは不本意ですが、こちらは目下なので反論しづらい……。表向きはおとなしく従ってしまいそうです。でも一番やっかいなのは、自分と年が変わらないのに前時代的な人かも?

まとめ

慣習とはそうして「当然」なこと。「普通」で「一般的」なのですが、いったい何をもって、そう決められているのか。「普通」の基準なんて人それぞれ違うのに……と思ってしまいます。長年繰り返されてきたことはそう簡単に変わらないですよね。だから、少しでも楽しんだり、手早く済ませたりしたい。気持ちの切り替えを大事にしましょう。

(中澤美紀子/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2016年1月にWebアンケート。有効回答数406件(22~34歳の働く女性)
※画像はイメージです

※この記事は2016年02月07日に公開されたものです

中澤美紀子/OFFICE-SANGA

普段、足を運ぶのは店や文化施設などひたすら「屋根のある場所」! 年々戸外の空気から遠ざかり、濃密な屋内時間を過ごしているモノ書き女。

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