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蝦ちゃん・大島さんに続け! 専門医に聞いた2人で一緒にできる妊活行動5選

辻村晃

先日、森三中の大島美幸さんや蛯原英里さんが、夫婦そろって行い、成功したことが話題になった妊活。かつては女性が一人で行うイメージがありましたが、一変して、男女共に楽しく取り組むのがブームに。そこで、メンズヘルスクリニック東京の男性妊活外来の担当医である辻村晃先生に、男女2人そろって日常生活でできる、より効果的な妊活行動を聞いてみました。

妊活中の女性たちへ。旦那さんや彼氏にも不妊の原因があるかも!?

男性にも不妊の原因があるといわれていますが、どのような原因があるのでしょうか?
「WHO(世界保健機関)によれば、不妊症の原因の約5割が、男性側にあるといわれています。男性不妊の原因は、主に先天性と後天性の2通りに分かれます。遺伝による先天性のものでは、精子を作り出す機能自体に問題がある場合が大半を占めています。後天性のものは、主にストレスやお酒、喫煙、肥満などの生活習慣が影響しています。後天性のものは、生活習慣を見直すことで改善していくことができるので、日常生活でも十分、妊活は行えます」(辻村先生)

2人でできる妊活!日常的にできる方法5選

妊活は、ぜひ男女そろって行いたいもの。相乗効果で妊娠確率が高まりそうです。そこで、男女一緒に日常的に気軽にできる妊活行動を辻村先生に伺いました。

1.2人で禁煙!

「喫煙は、女性にとっても男性にとっても、血行不良を引き起こすことで生殖機能を低下させ、女性ホルモンや精子の数が減少します。生活習慣を見直すのであれば、禁煙は第一条件です。男女そろって禁煙しなければ、互いに受動喫煙になるため、2人そろって禁煙する必要があります」(辻村先生)

2.2人でダイエット!

妊活といえばダイエットがいいとよくいわれていますが、中でも今注目を集めているのが「糖質制限ダイエット」です。本当に糖質制限は妊娠確率を上げるのでしょうか?

「糖質はインスリンの分泌を高めるので、女性の排卵に支障が出る恐れがあります。また、糖質を多く摂取すると、男性も精子の濃度が下がるという調査結果も出ています。よって糖質を減らすことは妊活につながるでしょう。しかし、むやみに糖質を減らすのはよくありません。摂取された糖質はブドウ糖へ形を変え、エネルギー源となる重要な栄養素だからです。一方で、過剰な糖質は脂肪に変換されていきますので、それぞれの活動量に合った適度な糖質を摂取するよう心がけることが重要です」(辻村先生)

3.たんぱく質と亜鉛を積極的に摂る!

妊活中は、2人で健康的な食事を摂りたいもの。でも、どのような食事が妊活にいいのでしょうか?

「毎食、肉や魚、卵などのたんぱく質をしっかり摂ることが大切です。また、亜鉛や葉酸など、女性ホルモンや精子の活性化に重要な役割を果たす栄養素を積極的に取り入れるといいでしょう。ビタミンB12、C、Eも重要です。最近ではサプリメントとしてコエンザイムQ10やL-カルニチンなど精液所見(精液検査の結果)を改善するものが報告されています。コエンザイムQ10は、イワシ、サバ、豚肉、牛肉、ピーナッツなどに多く含まれ、L-カルニチンはマッシュルームや牛乳、チーズに多く含まれているといわれています」(辻村先生)

4.2人でウォーキング、散歩でリフレッシュ!

不妊にはストレスが影響しているといわれていますが、2人でできる効果的なストレス解消方法にはどんなものがいいのでしょうか?

「一番いいのは運動です。ジョギングやウォーキングなど、軽めの運動を続けるといいでしょう。2人でちょっと散歩に出かけるというのでもリフレッシュできると思います。特に、互いに同じ目標に向かって、励まし合いながら良いコミュニケーションが取れれば、さらにストレスにはいいでしょう」(辻村先生)

5.2人で検査!

不妊の原因は男女どちらにあるかは分かりません。病院での検査に2人で出かけるというのはどうなのでしょうか?

「男性でも精液検査というものがあり、精子の濃度や奇形率などを調べることができます。男女2人で検査に来られる方も多いですよ。特に最近は、結婚前に自分の生殖能力を知るために検査する“ブライダルチェック”を受けられる男性も増えています。ぜひ男女一緒に訪れてみてください。我々のデータではブライダルチェックを受けられた方の1割近くに、なんらかの異常を認めています。不妊はどちらか片方の問題ではなく、2人で取り組むべき課題ですから、担当医を持ち、真剣に2人で向き合うというのはとても有意義だと思います」(辻村先生)

■ポイントは気持ちのコミュニケーション!

最後に、辻村先生に、男女共に行う妊活のポイントを伺いました。

「妊活で大切なのは、身体のことだけではありません。お2人が互いに理解し合い、心も健全である必要があります。ぜひきちんと会話の時間をとって、問題があれば解決していきましょう。また、妊活といえば女性が主導になりがちですが、男性側のモチベーションを上げるのも大切です。コツは、父性本能を刺激することです。映画を見るなどして、子どもが生まれた時のことを2人でイメージするのも良いでしょう。ぜひお2人そろって、楽しく妊活に取り組まれてみてください」(辻村先生)

ポイントは、妊活を通して、2人の愛情を育むこと。ぜひ楽しく妊活を行いましょう!

(取材協力:辻村晃、文:石原 亜香利)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.07.12)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2015年10月09日に公開されたものです

辻村晃

順天堂大学医学部附属浦安病院 泌尿器科 先任准教授。
国立病院機構大阪医療センター勤務後、ニューヨーク大学に留学し、細胞生物学臨床研究員を務める。大阪大学医学部泌尿器科准教授などを経て、順天堂大学医学部泌尿器科学講座先任准教授。特に生殖医学、性機能障害の治療に注力し、現在ではテストステロンに着目し、男性力を上げる治療を提供している。メンズヘルスクリニック東京に勤務。男性妊活外来のドクターとして不妊に悩む数多くの夫婦を助けてきた。
http://www.menshealth-tokyo.com/

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