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「スカート」+「ガウチョ」でスカーチョ? 大人気のガウチョパンツが進化する!

さとうまほ/Pistachio

Hiromi

スカートとガウチョが合体した「スカーチョ」、皆さんご存じでしょうか? 今季の秋冬トレンド最前線になりそうな予感のこちら、SNSでも「ガウチョは苦手だけど、スカーチョなら一見スカートに見えていいかも」、「ガウチョより履きやすいのでおすすめ」などと早くも話題になっています。パンツなのにスカート感覚で楽しめる、着まわし力の高さが支持されている様子。着こなしのポイントをスタイリストのHiromiさんに教えてもらいました。

なぜガウチョパンツからスカーチョに進化したの?

「春夏に流行したガウチョパンツは、ワイドパンツの要素が強く、カジュアルやメンズライクなイメージがありました。履き心地の良さやコーディネートのしやすさ、体型カバー効果などで幅広いファッション層に取り入れられ大人気に。その結果、デイリーやオフィスなど、さらに多くのシーンでのニーズが高まり、スカートとガウチョパンツ両方のいいところを合わせたスカーチョが登場したのです」(Hiromiさん)

今手に入れたい「スカーチョ」の特徴

スカーチョの一番の特徴は、パンツでありながらもスカートに近いシルエットです。広いフレアやプリーツ、タックが入ることで、ふんわりと裾が広がります。そのため、ガウチョパンツよりもスカートらしいフェミニンさが強くなっているんです。カジュアルイメージが薄れ、女性らしさがプラスされるため、ガウチョパンツに抵抗があった方でも、気軽にチャレンジできるアイテムに進化しています。

Hiromiさん曰く、トレンドを押さえながら秋冬にぴったりの“暖かみ”を演出するには、70年代ファッションに寄せた素材がおすすめとのこと。フォークロアやヒッピーを意識したスエードやコーデュロイ、ツイードなど、レトロな素材が特に注目だそうです。

スタイリストさん教えて! 旬な着こなしを作るポイント

旬な着こなしにトレンドカラーは外せません。ボルドー系やダークオレンジ、キャメル、カーキなど流行カラーのスカーチョを使えば、一枚で旬コーデが完成します。いずれも秋らしい深みのある色なので、どんなスタイルにも取り入れやすいのもうれしいポイントです。落ち着いたシックな空気を身にまとえるので、オトナ女子のデイリー使いにも役立ってくれるんです。

Hiromiさんのおすすめは、きちんとした女性らしいスタイル。ブラウスやヒールと合わせればドレッシーな印象に。ジャケットとの組み合わせなら、オフィスでも使えるしっかり感のあるコーデを作れます。楽ちんなパンツでありながらも、フェミニンなスカートの雰囲気を持つスカーチョの特徴を活かして楽しみましょう。

ボトムをスカーチョにすれば、メンズライクなブラウスでもエレガントさを演出できます

ボトムをスカーチョにすれば、メンズライクなブラウスでもエレガントさを演出できます

また、デニムシャツやデニムジャケットなどのデニムアイテムや、ミリタリーを意識させるカーキ色トップスを使うのもおすすめ。カジュアル要素を取り入れることで、旬っぽさ満点の着こなしに仕上がります。秋冬ならではのファーで、小物使いを楽しむのもいいですね。

目を引く鮮やかな赤のスカーチョは、デニムとファーで大人カジュアルにまとめて

目を引く鮮やかな赤のスカーチョは、デニムとファーで大人カジュアルにまとめて

ボリュームボトムでも重くならない方法は?

ボリューボトムを上手に着こなすコツは、上半身をコンパクトにまとめること。タイトなトップスをセレクトすれば、全身のバランスがすっきりと整います。細身のロングカーディガンなど、縦長なアイテムをプラスしても好印象です。縦のラインが強調され、スタイリッシュなイメージになります。

また、トップスをウエストインするだけでも印象が大きく変化するそう。ウエストのくびれを作ることで、上下にメリハリ出るため、誰でも簡単にスタイルアップがのぞめます。

ボリュームボトム初心者でも、スカーチョなら大丈夫? 気軽に取り入れるコツ

大事なポイントは、普段よく使うボトムのカラーを選ぶこと。トップスは、いつも使っているものでOK。パンツとスカート両方の要素を持っているため、どんな組み合わせでも違和感なく全身がまとまります。いつもと同じカラーなら気後れすることもなく、デイリーユースアイテムとして積極的に楽しめます。

また、「足元をどうしていいかわからない」方は、秋冬は定番のタイツやロングブーツをセレクトしましょう。これにより足元とボトムにつながりができるので、自然な着こなしになるとHiromiさんが教えてくれました。

カジュアルなカーキ色スカーチョも、ロングカーディガンならスタイリッシュに。短め丈のスカーチョは、タイツで足元を彩りましょう

カジュアルなカーキ色スカーチョも、ロングカーディガンならスタイリッシュに。短め丈のスカーチョは、タイツで足元を彩りましょう

ガウチョパンツに挑戦してみたいけれど、なかなか踏み出せずにいた方も、さまざまな楽しみ方のできるスカーチョなら手を出しやすいのではないでしょうか。今年の秋冬はぜひ、流行に乗って、「スカーチョ」を楽しみましょう!

(さとうまほ/Pistachio)

※この記事は2015年09月29日に公開されたものです

さとうまほ/Pistachio

クリエイティブユニット・Pistachioに所属。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、一般企業に勤務。紆余曲折を経ながらも文筆業への夢を諦めきれずライター業に挑戦、今に至る。現在はファッション、フードなど女子にうれしい分野をメインに執筆。分野にこだわらないオールマイティーなライター目指して、趣味のお酒に溺れながら日々奮闘中。

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Hiromi

パーソナルカラー&スタイリスト。おしゃれの基本である「似合う色・素材・形」の提案を行っている。本人も気が付いていない魅力を発見し、新しいスタイルを構築する技術に定評がある。
公式サイト「True Colors」http://truecolors.jp.net

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