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女子があえて友達以上恋人未満にしておく、オトコとオンナの新しい関係

友達以上恋人未満の関係を、今までなら「モヤモヤする」「ハッキリさせたい」と思っていた女子はたくさんいたはず。でも今は、あえてその曖昧な関係でストップさせ、「付き合おうと思えば付き合えるんだけど、あえて付き合わない」ことが楽なのだとか。そんな存在の男子を「ウィル彼」と呼びます。

草食系男子ばかりが増えているわけではなく、オクテ女子だって増えているのだ

もしも自分からアプローチして断られたら、これまでの仲良し関係が壊れてしまいます。それを考えると、今のままをキープするのが堅実。友人関係ではあるので一緒にいて楽しいし、好みや価値観もお互いにわかっています。だから楽。これが彼氏だと押し付けたり、押し付けられたりして摩擦を生みそう。でも友人関係なので、なんとなくそこまでの情熱が湧かないのかもしれません。良い意味で少し冷めた関係。

付き合えば湧きあがる面倒な感情を、付き合っていないことで抑えられる」

付き合っていると些細なことで、「嫌われるかも」「別れを切り出されたら?」という不安が付きまといます。失うことへの怖さがある。でも付き合っていないのですから、この不安が「付き合ってないんだし」と自分に言い聞かせることで、抑えられます。相手に別の異性の存在が見えても同じ。嫉妬心も「付き合ってないんだし」と思えば、そんなに大きくなりません。嫉妬する権利を自ら放棄することで、感情を抑えられるのです。

自分の時間も大事

最近は男子も女子も、自分の時間にこだわりを持っている気がしますね。自分の好きなことをする時間は、誰にも邪魔されたくない、という人が多いです。確かに、恋人を作ると自分の時間を邪魔されたり、定期的にデートしなければいけないような気がしますよね。義務的でなんだか面倒。でもウィル彼のような友人関係なら、適度な距離を置いているので、お互いの時間を尊重できます。家で遊んでいるときでも、帰って欲しいときに「帰って」と言いやすいかもしれません。

だけど呼べば来てくれる

ウィル彼のユニークなところは、その女子に好意を持っている点ですね。「それなら付き合えばいいじゃん」と思うかもしれませんが、そうではないのです。ウィル彼も恋人を作ることにわずらわしさを感じたり、そこまでの情熱は持ち合わせていなかったり。オクテ女子が草食系男子と微妙な交流を続けていくうちに、出来上がった関係性なんですよね。だから好意はあるけど、それ以上には進まない。でも優しい人なので、呼べば来てくれるわけです。女子にとっては都合のいい男子。でも男子側はそこに腹を立てることもありません。あくまでも穏やかな人なのです。

恋愛対象の範囲内

ウィル彼ですから、未来的には彼氏になる可能性を秘めているわけです。だから、全く男として見られない相手は除外。交際する前の準備期間と言えます。寂しさを埋めながら品定めをしつつ、何人いてもいいのがウィル彼。

しかも女子は男子と接することで幸せホルモンが出たり、女子力がアップします。たとえこれから会いに行くのが友人だとしても、洋服の選び方やメイクなど、相手が女子と男子では違いますよね。ウィル彼と出かけることは、自分の魅力を引き出すきっかけにもなります。


ウィル彼は肉体関係のないことが前提。今までなら男子が女子のカラダ目当てに尽くし、「アッシー」や「メッシー」など、必死でお金や時間を費やしていた人もいました。でも、それがない世界です。恋愛や性への意欲が薄くなったのか、慎重になったのかわかりませんが、こんな新しいスタイルも浸透し始めています。

(鈴木ナナ/studio woofoo)

※この記事は2015年09月12日に公開されたものです

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