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夏はとくに要注意! デリケートゾーンの「ニオイ&かゆみ改善法」5つ

ナナネール!

喜田 直江

「生理前のデリケートゾーンのニオイが気になる」「暑くなるにつれてデリケートゾーンがかゆくてつらくなる!」といった悩みを抱える女性は少なくないはず。しかし、なかなか気軽には相談できないものですよね。そこで今回は、デリケートゾーンのニオイとかゆみのメカニズム、解消法を専門家の先生に教えていただきました。

【今回のお悩み】

●デリケートゾーンのニオイに悩んでいます!

デリケート部分がムレて、ニオイが気になってしまう。デリケート部分のかゆみとニオイを改善するにはどうすればいいのか知りたいです。(32歳/商社・卸/秘書・アシスタント)

 

◆デリケートゾーンのニオイやかゆみの原因は?

なぜ、デリケートゾーンにニオイやかゆみが起こるのでしょう? それは、汗腺が活発で汗をかきやすい部分だからです。ワキの下と同じように“エクリン腺”と“アポクリン腺”という2つの腺があり、アポクリン腺から出る汗は脂肪やアンモニアなどといった、雑菌にとって栄養豊富な汗が分泌されます。これはワキガの原因にもなっているメカニズムです。それ以外にも、雑菌の栄養になる、おりもの内のタンパク質、尿、垢、経血などがあるので、ワキよりニオイが発生しやすい場合もあります。

また、デリケートゾーンの角質層は、ほぼ粘膜と同じくらいと言いたいほど、とても薄いもの。そのため繊細で、かつムレやすい環境なので雑菌が繁殖するにはうってつけの場所であり、ここで繁殖する雑菌こそ、ニオイやかゆみの原因なのです。

さらに、ワキガ体質は耳垢が湿っている人に多いといいますが、デリケートゾーンも同様です。耳の中にはエクリン腺がなくアポクリン腺のみなので、湿っているということはアポクリン腺を多く持っていてニオイが出やすい可能性があります。また、夏はアンダーヘアが濃い人、処理をしていない人は経血やおりものが毛に付着して、雑菌が繁殖しやすい傾向に。とはいえ、清潔志向で洗いすぎると肌の善玉菌がいなくなって悪玉菌が脂や汗と混ざりニオイを発生しやすくなります。同時に肌荒れしやすくなり、かゆみが起こりやすくなります。

ニオイでいえば、肉を毎食食べる、にんにくなどニオイの強い物をよく食べる人も要注意。肉は体内で脂肪酸を発生しやすく、これが悪玉菌を増やしアンモニアなどのニオイ物質を増やします。ニオイの強い食べ物はニオイ物質が血液に溶け込み体内を巡り、ニオイが出やすくなります。にんにくの場合、アリシンという成分が体内で強いニオイを発する物質に変わるのが原因です。

ちなみに、生理の2週間ほど前から、おりものの量が増えるためデリケートゾーンのニオイも強くなりますが、これは、多くの女性に言えることですので心配はないでしょう。

⇒(次ページ)「デリケートゾーンのニオイ&かゆみ危険度」をチェック!

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