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ちょっぴり笑える!? プロポーズされたのに、喜べなかった理由

大好きな彼からプロポーズされる瞬間は、恋する女子なら誰しもが夢見るもの。いくらかの期間を経て恋と呼ぶほどの激しい思いではなくなっていても、自分にとって大切な存在となった彼からついにプロポーズされたとしたら、これは喜んで当然で、喜ぶのが自然です。が、中には、ある事情があって素直にそれを喜べない場合もあるみたいです。そんな体験をした女子たちのエピソードをご紹介しましょう。

指輪が入らない

「プロポーズのとき、彼が秘密で指輪を用意してくれていた。はめてくれると言うので私は手を差し出して待ったが、彼は『あれ…おかしいな…』と苦戦していて、指輪がなかなかギリギリで入らない。彼いわく『事前にサイズは測っておいたんだけど』とのこと。そうなると、指輪が入らない理由って、もう私が太った以外にない。『寝てるときに焦って測ったから、間違えちゃったかも。ごめん』と彼は謝っていたが、むしろ私が太ってごめんって感じだった」(33歳/団体)

喜んでしかるべきプロポーズの瞬間に、どうやら自分が太ったらしい事実を突きつけられたら確実に微妙な気分になってしまいますよね。彼のいじらしい対応も、彼女の悶々とした気分を結果的に加速させました。

曲のクオリティーが気になる

「付き合っていると同時に、ふたりでユニットを組み、長いこと音楽活動もしていた。プロポーズは自室で、彼の新曲を披露し終えたあと。その曲がどうやら自分への思いの丈を込めたものらしかったんだけど、私は聴いてる間、今までの曲作りの時と同じように、『ここのメロディーを変えた方がいい』とか、そんなことばかり気になって集中できなかった」(30歳/官公庁)

恋人同士としてだけでなく、音楽活動のパートナーとしての関係性も持つ2人。プロポーズの際とはいえ、音楽が絡むと彼女も甘い気分に浸りきってばかりはいられなかったようです。

父が不安要素

「プロポーズされた瞬間に頭をよぎったのは、自分の父のこと。これまで父は、彼の話をすると途端に機嫌が悪くなったりしていて、母といつも『お父さんには困ったものだ』と話していた。彼のプロポーズを聞きながら、私が婚約の報告をしたら父からどれだけ反対されるかと不安になって、胃が痛かった」(26歳/小売店)

父親は、娘の結婚に特別な思い入れを持つものです。大事な娘が嫁に行く……ものすごい寂しさを前に、きっとお父さんとしてもどう振る舞っていいかわからなくなってしまうのでしょう。
ちなみにこのエピソードには後日談がありました。彼が彼女の実家に挨拶に赴いた際、お父さんは明るく振る舞おうと努め、彼に向かって「ふつつかな娘ですが、よろしくお願いします」とまで言い頭を下げたそうです。寂しさを胸にしまい、葛藤と向き合って大人の対応をしたお父さんに、母娘の評価もうなぎのぼりだったとか。

ロマンチックさは申し分なかったはずが…

「ナイトクルージングに2人で行ったとき、デッキの上でプロポーズを受けた。料理も美味しかったし夜景もきれいでロマンチックさは申し分なかったけど、何より冬でとにかく寒かった。プロポーズのセリフが始まった頃には、私はもう歯がガチガチ鳴るくらい冷えきっていて、嬉しかったけど本気で『早くしてー!』と叫んだ」(27歳/教育関連)

寒すぎてロマンチックなシチュエーションに陶酔しきれなかった、というエピソード。冬の屋外プロポーズには起こりがちなケースといえるかも。

結婚後のことを考えると

「彼からプロポーズされたとき、もちろん受ける気満々だったけど、不安なことがひとつあって、それが頭の中を占めていた。それは、私が結婚後は大きい犬が飼いたいと主張していたのに対して、彼がそれは嫌だと言っていたこと。プロポーズ前にも何度か話したけど結局いつもケンカになって、もうお互い触れてはいけない話題、みたいになっていたから」(27歳/アパレル)

2人の将来への不安要素があると、プロポーズされても素直に喜びきれないのは当然といえるでしょう。このカップルはそのあとちゃんと話し合って、「小さい犬を飼う」という話になって決着を見たようです。

どのカップルも、真剣なんだけど、なんだかチャーミング! 第3者から見ると思わずクスリとさせられるエピソードです。大好きな彼からのプロポーズだから嬉しいことは嬉しいんだけど……という微妙な心情が伝わってきますね。いつか2人の間で「あの時はこうだった」と笑って話し合える日が来たら、それもきっと素敵な思い出になるはず。人生の一大転機なので心が揺れるのは、ごく当たり前のこと。その場で「はい!」と元気よく答えられた人だけが幸せになれる……という決まりでもないので、素直に喜べない理由といったん向き合って、その戸惑いはふたりで解決可能なものかどうか、考えて決断してくださいね。

(藤井弘美+プレスラボ)

※この記事は2015年04月11日に公開されたものです

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