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“老け髪”になってない? 専門家が教える「パサつく髪にツヤを取り戻す方法」

池田園子

齊藤あき(美容師・毛髪診断士・美養研究家)

いよいよ新年度がスタート。職場や生活環境が変わり、新たに知り合う人も多いですよね。そんな出会いの季節だからこそ、肝心なのは第一印象! とくに女性は髪の毛の状態で、第一印象が大きく左右されてしまいます。パサついた髪の毛では、老けて見られたり、不健康な生活をしていると思われる可能性も……。そこで今回はパサつく髪の毛にツヤを与える方法を、毛髪診断士の齊藤あき先生に伺いました。

「髪のパサつきは、髪表面を覆ううろこ状の組織・キューティクルの傷みと関係しています。キューティクルが傷んで、うろこが剥がれてしまうと、髪内部のたんぱく質や水分が外に出やすくなってしまうのです」と齊藤先生。

キューティクルが傷むのには、熱・摩擦・光(紫外線)と大きく3つの原因があるのだそう。「髪に近い位置からドライヤーの熱を当てすぎたり、タオルドライ時やシャンプー時に髪をゴシゴシと擦りすぎたり、長時間に渡って紫外線を浴びたりすると、キューティクルが破壊されます。このような日ごろの間違ったケアが積み重なり、結果的にパサついた髪になってしまうのです」

毛羽立ってバサバサした髪は光が乱反射してしまい、ツヤのないパサついた状態を印象づけてしまうのだとか。

「一方、キューティクルが美しいうろこ状に整っていると、髪はツヤが出てキレイに見えます。美しい髪に“天使の輪”ができるのは、髪の表面がなめらかなほうが、光が当たったときの反射率がよくなるためです」

続いて齊藤先生は、頭皮の乾燥も髪のパサつきと関係している、と指摘します。「頭皮が乾燥している方は、髪の毛も乾燥・パサついているケースが多いです。年齢とともに水分量が減ったり、皮脂分泌が少なくなったりするので、どうしても頭皮は乾燥してしまいます。その結果、頭皮の潤いが髪にまで行き渡らなくなり、パサつきの原因になることも」。

では、どのような対策を行うと、パサついた髪がツヤを取り戻せるのでしょうか?

「まずはキューティクルを整えてあげること。トリートメントをするときに、キューティクルの“温めると開き、冷やすと閉じる”という性質をうまく利用することがポイントです。髪がかなり濡れた状態でトリートメント剤をつけると浸透率がよくないので、髪の水気を軽く拭きとってから最低5分間はつけたままにしておきましょう。蒸しタオルをすると浸透率がさらにアップしますよ」

その後、洗い流すときに熱めのお湯をかけると、せっかく浸透された成分が出てしまうので、ぬるめのお湯で洗い流し、最後は冷水を当てて引き締めるのが◎だとか。

「次に1日に2回程度、ブラッシングをすること。ブラシは静電気が起きやすい人工のものではなく、ツヤが出やすくなるブタやイノシシなどの動物の毛のものを使うといいでしょう」

ブラッシングには、髪についた汚れを落としたり、血行を促進したりする効果だけではなく、頭皮の皮脂を髪に行き渡らせて、ツヤを出す効果も期待できるのだとか。

美髪を手に入れるには、髪のパサつきをなくし、ツヤを与えることが欠かせません。素敵な出会いのチャンスを逃さないためにも、ツヤツヤの髪で第一印象をアップさせておきましょう!

(池田園子)

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※この記事は2015年04月08日に公開されたものです

池田園子

ライター/編集者。Webニュースメディア、企業のオウンドメディアを中心に執筆・編集を行う。ジャンルはIT、エンタメ、マーケティング、企業・人物取材など。著書に『フリーランスで食っていきたい!』『今からはじめるNAVERまとめ』(奥田園子名義)がある。好きなものは読書、ヨガ、気の合う人とおいしいごはんを食べに行くこと。

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齊藤あき(美容師・毛髪診断士・美養研究家)

美容師。毛髪診断士認定講師。日本アロマ環境協会アロマセラピスト。日本エステティック協会正会員。某大手化粧品会社で経験を積んだ後、2008年美肌・美髪専門店スキンケアサロン・ティナロッサ(http://tinarossa.com/)を開業。東洋医学やアロマテラピーなどの豊富な知識を取り入れ延べ3万人以上もの施術やアドバイスを行う。豊富な知識と優れた審美眼を持ち、どんな肌や髪でも輝くようになれる美肌・美髪作りのスペシャリストとして活躍中。

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