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【当たる占いレポート】言いたいことがあるカードが発する「熱」を察知するゲイのタロット占い師・宮弥凛乎

松本玲子

LGBTユニバーサルエンターテイメントサイト「MAG」でも連載中の、ゲイのタロット占い師・宮弥凛乎さん

人の悩みは千差万別で、内容によっては他者に相談しにくいのも当然のこと。とりわけ性の悩みとなると、すべてを曝け出すには勇気がいるに違いない。

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しかし、鬱屈した気分を抱えたままでは、いずれ体調にまで異変をきたしかねない。自ら解決したり身近な誰かに相談したりするのが難しいなら、ぜひとも頼れる賢者に相談することを検討してほしい。

こと、自らの生まれついた性別や存在意義について納得いく答えを見付けたい人には、“ゲイのタロット占い師”として人気の宮弥凛乎(みやび・りんこ)さんがおすすめだ。

性の悩みって誰かに打ち明けることが難しいでしょう? でも、現段階で相手とどこまでの関係があって今後どうなりたいのかが分からないと、占い師もカウンセラーも明確なアドバイスを伝えにくいもの。例えば、“彼女”というべきところを敢えて“彼”と表現したことによって、カウンセリングの結果が異なることだってあり得ますから」。

そう考えた凛乎さんは、相談者に信用してもらうためにも、まずは自分自身がすべてをカミングアウトすることを決意した。

これにより、LGBTの人からの相談件数が増加したのはもちろん、一般論ではない枠外からの発想を欲する精神科医やコメンテーターなどから鑑定を依頼されることも多くなったんだとか。

また中には、「特定の悩みはないものの、自分の中にある“何か”を見付けたいとの想いから相談にいらっしゃる方もいます」とのことだが、そうした相談に対しても凛乎さんの鑑定は大変有効だ。その理由はユニークな鑑定スタイルにある。

どういうスタイルかというと、一つの質問から鑑定スタートしたはずが、凛乎さんとのやりとりを通して、最初の質問に対する答えが次の質問を呼び、その答えによってまた次の質問が生まれ、そうこうしているうちに自分でも気付かなかった心の内が次々と露わになっていくのだ。

鑑定が終わるまで、1つ目の質問を振り返ることができるよう、めくったカードはそのままにして2種類目のカードを使うことも!

「最初の切り口はなんでもいいんです」と凛乎さんが言う通り、家族のことを相談していたはずがいつのまにか恋愛相談になっていたり、恋愛相談を行うことで仕事の悩みが浮き彫りになったりと“ループ”しまくるうち、相談者は頭も心もスッキリしてくるという。

そこで早速、私も鑑定してくださいとお願いすると、「じゃ、どんな切り口でいきましょうか?」。そのやさしい声に頬が緩み、早くも心が和みつつ、まずは仕事から視てもらうことに。

次々とカードをめくりながら、3カ月前から現在、そして近い未来までを読み解いていく凛乎さんの口調は終始穏やかでありながら、一言一言が核心を突いていて驚かされる。

「1カ月前くらいから、自分の中にある特別なスキルを活かせる方向が見え始めているようですけど、見えているがゆえに、そのスキルを活かすことに没頭できない現状にストレスを感じていますよね。

でも次の3月には新しい“交渉”がもたらされますから、そのときにきちんと耳を傾けることで、将来性が確かな形として見えてきます。今は、焦りは禁物ですね。1、2月中は、来たるべきときに備えて頭の中を整理するのがいいみたい。

南を示すカードが出てるんですけど、カードが示す方向へと赴くことで、心の浄化が進み、感性に磨きがかかるようです」

しかし、“南”といっても世界は広し! 一体どこに行けばいいのだろう? と詳しい解説を求めると、「今住んでいる場所から南西・海は渡らない・山の中にある滝・一筋の滝ではなく何本かが連なった滝」とみるみる選択肢が狭まっていくので、どこのことを言っているのか大体分かってしまった。

それにしてもなぜ一枚のカードからここまで具体的にイメージが浮かぶのだろう? と思い質問してみると、一枚一枚のカードに付随して、頭の中に何枚ものカードが降りてきているのだとか。

さらに、3月以降の行く末を視てもらう際にも同様に、気になるキーワードが出てくるたび深堀すると応えてくれるので、なんだか二人三脚でよりよい私の未来へと近付いている気分。いわば、頼れる船頭だ。

その後も、恋愛、結婚など「切り口」を提示するたびに実に具体的に時期やイメージまで教えてくれるので、鑑定に没頭しすぎてあっという間に3時間近く経過。そろそろ最後の質問にしなくてはと、「もっと売れるためにはどうしたらいいですか?」とぶつけてみると、一つ前までの質問を投げた際と異なり、カードを切ることなく、おもむろに数枚をめくって「“分かりづらさ”が出てますね」と一言。

続けて、「創作しているものが分かりづらいんじゃなくて、あなたが生み出すものを必要としている人たちにとって、非常に見付けにくいところにいるんです。つまり、今あなたに必要なことは、あなたのことを探している人がいることを意識して、表現・宣伝する方法を変えることです」と目からうろこのメッセージ。

それにしても、裏返すカードはどうやって選んでいたのだろうかと思い質問してみると、「言いたいことがあるカードは熱を発してるんです」と凛乎さん。さらに、「今のは最後の質問ということでしたけど、このカード、まだなにか言いたいことがあるみたい」と追加で一枚オープン。

すると出てきたのは運命の輪のカード。「もう既に運命の輪は回り始めてるみたいだから、自分を信じて、あなたのことを求めてる人たちの目線に立つことからはじめてくださいね」。

「熱を感じる」という人に出会ったこと自体初めてだが、こちらから質問を投げてない間にまでカードに耳を傾けていた事実にさらに驚かされる。というか、まだまだ他にも驚かされたことがたくさんあるのだが、今回ばかりは内容が濃厚すぎてどうにも原稿におさまりきらないので、気になる人はぜひともご自身でその驚きを体感してほしい。

この笑顔に癒されたい人もぜひご利用を☆

ちなみに、サロンでのプライバシーはもちろん万全で、鑑定においても「本名はおっしゃらなくてもいいですよ。鑑定でお呼びしていいお名前を教えてくださればそれで大丈夫」とのことだが、顔バレも避けたいなら電話での相談もOK!

遠方であるなどの理由でサロンに赴けない場合、skypeでの鑑定も受け付けているので、鑑定方法についてもお気軽にご相談を!

●information
CRYSTAL★RAINBOW―ゲイのタロット占い師・宮弥凛乎オフィシャルサイト
http://rinko-miyabi.mag-net-jp.com/

(松本玲子)

※この記事は2014年12月28日に公開されたものです

松本玲子

各種雑誌、書籍、web媒体で編集者・ライターとして活動する傍ら、TVCMナレーションやCMソング歌唱、音楽制作なども手掛けている。また、プログレッシブ・ロックバンドswaragaのボーカルとしても活動中。

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