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「冷蔵庫に入れると電池は長持ちする」は大ウソ!

乾電池に関するこんなウワサをきいたことはないでしょうか。「冷蔵庫に入れて保存すると、電池が長持ちする」というものです。本当のようにも聞こえますが、実際のところはどうなのでしょうか。乾電池の雑学と、あわせて豆知識をご紹介します。

電池を冷蔵庫に入れても長持ちしません!

乾電池を冷蔵庫に入れても、長持ちはしないそうです。まとめて買って余ってしまった電池も、切れかけで寿命を延ばしたい電池も、どちらにも効果はないようです。充電式の電池を使う人も増えていますが、非常時のことを考えると乾電池の需要は当分なくなりそうにありません。

外出中でも簡単に買えるというところも乾電池の魅力です。そんな乾電池ですが、保存方法を誤ると長持ちしないばかりか、事故につながることもあるので注意が必要です。

冷蔵庫に乾電池を入れてはいけないワケ

「冷蔵庫に入れると長持ちする」というウワサは、すぐに放電して使い物にならなくなってしまうような昔の乾電池の時代に広まりました。確かに、乾電池の温度を下げると、自己放電してしまう化学反応が弱まるため、寿命が長持ちするようにも思えます。

しかし現在では、放置しておいてもほとんど自己放電しなくなったため、多少冷やしたところで寿命が長くなる効果がありません。

それどころか、冷蔵庫に入れることの弊害の方が大きいのです。乾電池を冷蔵庫で冷やすと、取り出すときに外気との温度差によって結露します。それによって乾電池がさびたり、液漏れが発生するようになります。そのまま使用してしまうと、乾電池を入れた機器がショートして故障することもあります。

最悪の場合、乾電池が破裂してしまう危険もあるのです。

乾電池の正しい保管方法

乾電池を保管しておきたい場合は、適度に乾燥した涼しいところに置いておきましょう。乾燥しすぎていたり、じめじめしたところには置かないようにしましょう。そして使うときには、液漏れなど見た目に異常がないかを必ず確かめましょう。

まとめ

乾電池に関するへぇ~といったものをご紹介しました。役立つ事実を今後に生かして、根拠のないウワサには惑わされないようにしたいものですね。

※この記事は2014年12月24日に公開されたものです

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