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くさいと思われてない? 今日からはじめたい「口臭の予防法」4つ

身体の不調は老化への第一歩! 専門家監修のもと、不調のメカニズムを解明し、健康的なキレイ女子になるため解決方法をお届けします♪

人と接近したときに口臭が気になった経験はありませんか? でも、自分も相手から「くさい」と思われている可能性も……。そこで今回は、口臭に関するメカニズム、対処法を専門家の先生に教えていただきました!

【今回のお悩み】

●口臭に悩んでいます!

寝起きの口のニオイが気になります。口臭を抑える食事や生活習慣を教えて下さい。(30歳女性/医療・福祉/専門職)

◆「口臭」が起きる原因は?

口臭には、病的な口臭と生理的な口臭の2種類があります。病的な口臭は歯槽膿漏や糖尿病など病気が原因で起こり、常に口臭がある状態で、治療が必要です。一方、生理的な口臭は誰にでも起こり得るもので、症状が出たり消えたりします。一般的には後者の口臭を気にするほうが多いです。

生理的な口臭には唾液の分泌が大きく関わっています。唾液は成人で1日約1~1.5L分泌されます。正常な状態では酸素を多く含んだ唾液が自然に分泌され、舌で口の中を洗い流して飲み込むという動作を無意識のうちに行っています。

口の中には多くの細菌がいますが、そのなかには酸素を嫌う菌(嫌気性菌)がいます。この菌が活性化すると、口内の粘膜から剥がれおちたカスや食べかすなどを分解し、口臭ガスを作ります。一方、常に新しい唾液が出る正常な状態であれば、嫌気性菌は活性化できず、口臭ガスを作ることもできません。

しかしながら、寝ている間のように唾液の分泌が少なくなると、口の中で古い唾液が停滞してしまうことに。その結果、嫌気性菌が活性化して、口臭ガスが発生します。また、唾液の分泌が減るため、飲み込む回数が少なくなり、口の中が洗い流されず細菌が繁殖しやすくなるのです。このようなメカニズムがあるため、寝起きの口の中は1日のうちもっとも細菌が多く、汚い状態(うんち10g分の細菌)で口臭が起きるのです。

⇒(次ページ)いくつ当てはまる? 「口臭の危険度」をチェック!

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