良いアイデアが早くひらめく簡単な方法-会議の時間を短くする「アイデアの75%は最初の10分で出ている」
アイデアが「ひらめく」という言葉をよく使います。科学もそのことを証明しています。
【会議への意欲をアピールできる場所「会議室の奥の短い辺の席」】
ドイツのケルン大学が発表した新しい研究によると、斬新なアイデアを効果的に出すには、考える時間が短いほうが良いという結果が出ています。
実験では、ブレインストーミングに割り当てられた時間のうち前半50%の時間に、75%のアイデアが出ていることが確認されました。
脳はプレッシャーに反応します。ダラダラ考えていても良いアイデアは浮かびません。
この実験結果を受けて、ハーバードビジネスレビューのポッドキャストの中で、ケロッグ経営大学院のレイ・トンプソン教授は、ブレインストーミングの時間を細かく区切ることをアドバイスしています。
トンプソン教授のクラスでは、ブレインストーミングの時間は10分だそうです。
ブレインストーミングを始めると、生徒達は、すばやく猛烈にアイデアを出します。そして、およそ5分後、腕時計を見始めるそうです。
そして部屋のエネルギーが落ちていきます。たった5分後なのにです。
オフィスで行われるブレインストーミングが1時間くらいだとしたら長すぎます。
アイデアの75%は最初の30分、もしかしたら最初の10分に出ているだろうとトンプソン教授は話しています。
長い会議をダラダラ続けるのではなく、スポーツのトレーニングのような感じで、インターバルを入れながらブレインストーミングをすると効果的だそうです。
会議が長引いている時には、このことを提案してみてください。
Amazingly Simple Tactics for Producing Better Ideas, Faster
http://www.inc.com/mark-miller/amazingly-simple-tactics-for-producing-better-ideas-faster.html
※この記事は2014年12月13日に公開されたものです