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いよいよ大掃除! プロに聞く「奇跡の3日片づけ」。初日はクローゼットの片づけから

2014年も終盤。そろそろ年末の大掃除を意識しはじめる時期ですよね? でも、普段からマメに掃除するほうではなく、部屋中、荷物で溢れているという人にとっては、そのことを意識すること自体、気が重くなることかもしれません。

だけど、散らかった部屋のままで年を越すと、新しい一年によい運気が巡ってくるようとは到底思えないもの。ならば、ここらで一念発起するためにも、掃除のプロのアドバイスを参考にしてみませんか?

『奇跡の3日片づけ』(講談社刊)

『奇跡の3日片づけ』(講談社刊)

先ごろ、『奇跡の3日片づけ』(講談社刊)を上梓したばかりの片づけアドバイザー・石阪京子さんによると、家一軒分の片付けだって、3日あれば完了してしまうというのだから、やってみない手はありません。

しかし、3日で終わらすためにはかなりのスピードを必要とするご家庭もあるはず。これに対して、「速度を落とすことなく、むしろスピードアップしながら掃除したいなら、押し入れやクローゼットからはじめるといいですよ」と石阪さん。

それにしてもなぜ、リビングやキッチンのように、普段使う場所や人目につきやすい場所からではないのでしょう?

手始めに押し入れやクローゼットを掃除しよう

ごちゃごちゃの押入れ

ごちゃごちゃの押入れ

「押し入れや天袋には、忘れ去っていたものが結構入っているものです。たとえば何年も前に使っていた家電製品の空き箱やサイズが合わなくなった服。つまり、家の中で一番モノを減らしやすい場所というわけです」

さらに、押し入れやクローゼットのスペースが空かなければ、リビングなどに置きっぱなしのものを収納することができないのも大きな理由。

「不要なものを見付けたときは、後々また使うかも……と思わずに“ふっきれる”ことも大切。“これだけ長期間使わなかったものなんだから、万が一、後で必要になったとしてもそのときにまた買えばいい”と決意してモノを捨て始めることで、片づけのペースはみるみるアップしていきますよ」とのコメントにも納得です。

一つひとつのモノの「住所」を決めることが大切

すべてのモノが「与えられた住所」におさまればこんなにスッキリ

すべてのモノが「与えられた住所」におさまればこんなにスッキリ

さて、3日間集中して掃除するためには事前準備が必要です。「用意してほしいのは、紙袋、空き箱、マスキングテープの3つ。分別するには、ある程度、底の広いものが使いやすいので紙袋や空き箱をおすすめしますが、なければレジ袋や風呂敷でも大丈夫。モノをカテゴリ別に分けたら、かたまりにしておけるようにしておいてください」。

そして分別が終わったら、床に置くモノ、出しっぱなしになるモノが一切出ないよう、すべてのモノに住所を決めて収納するのだといいます。

必要なものを選り分けて、それぞれの住所に配置する際のポイントもあります。「洗い替え用のカバーやシーツは不要です。“ダメになったら替える”でまったく困りませんから」

さらに、「大事なものだからとっておきたいけど保管場所が足りないなら、画像データを保存しましょう」「扇風機とカセットコンロ以外の空き箱は、とっておいても使うことがないので捨ててOK」「着なくなった服は部屋着にするのではなく捨てるべき。5年後、10年後もかわいい自分でいられるための服だけを手元に残して」など目からうろこのアドバイスも。

三角コーナーや洗い桶は捨ててしまって◎!

収納の掃除が済んだら、次に手をつけるべきは水回りとのことですが、ここでも衝撃のアドバイスが飛び出します。

「三角コーナーと洗い桶は不要。どちらもシンクに置きっぱなしにするとヌルヌルしてくるし掃除の邪魔になるもの。それならいっそ省略するか、何かで代用するほうがいいですよね。ニオイが気になる食材を使うときはレジ袋が便利ですし、食後すぐに後片づけすれば洗い桶なんて要りませんから」

また、場所をとる米びつストッカーは、2リットルのペットボトルに替えてしまえば、収納スペースが減るばかりか使い勝手もアップするのだそうです。

「3本に5キロのお米がぴったり入るんですよ。そして置き場所は冷蔵庫。冷蔵庫で保管すると、お米の酸化を防げますし、ぬか臭くなることもありません」

まとめ

ここまで読んだだけでも十分おわかりいただけるかと思いますが、石阪さんのアイデアはいずれも、モノを減らすと同時に家事の効率化にも役立つものばかり。上手にモノを減らしながら正しく収納していけば、新しい年には、家事も仕事もデキる女に変身できること間違いなしですね!

(観月陸)

※この記事は2014年11月15日に公開されたものです

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