今日からはじめよう! 「卵子の老化」を防ぐ生活習慣4つ
◆卵子の老化を防ぐための4つの習慣
人間は生物ですから、年齢を重ねるとともに必ず老化は起こります。ただし、閉経の年齢が人によってちがうように、老化のスピードには個人差があります。現在の医学では、老化を確実に防いでくれる食べ物や薬は見つかっていませんが、一般的に挙げられる習慣をご紹介します。
1.抗酸化作用のある食べ物をとる
卵子の質を低下させてしまうのが活性酸素。抗酸化作用を持つ野菜や果物をたっぷりとるなど、バランスのよい食生活を意識して、卵子の質が悪くなるのを防ぎましょう。
2.適度な運動を行う
適度な運動を行うことで血行が促進され、卵巣の血流もよくなります。代謝も上がり、有害物質が排出されやすくなるメリットも。
3.ストレスをためない
ストレスも活性酸素を発生させる要因のひとつ。結果的にホルモンバランスが乱れ、生殖器官に大きな影響を及ぼしてしまいます。
4.タバコを吸わない
喫煙は卵子や精子の質を低下させることがわかっています。タバコの煙から出る有毒物質によって、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌量が減少してしまうのです。
卵子の老化を促進しないために欠かせないのは、健康的な生活習慣! 思い立った日からできることばかりなので、毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
(取材協力:出澤美央子、文:池田園子)
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※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.07.05)
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群馬大学医学部卒業。日本産科婦人科学会専門医。大学付属病院および関連病院勤務を経て、現在育良クリニック(http://www.ikuryo.or.jp/)勤務。35歳、38歳で出産した娘二人の育児に奮闘中。
※この記事は2014年09月29日に公開されたものです