お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

内臓不調のサインの可能性も……虫刺され以外の“かゆみ”の原因とは?

■内臓からの不調を知らせるサインの可能性も……

 

かゆみは、ヒフに起こる炎症などによって生じますが、精神的な影響も大きく、気になりだすとかゆみが増し、かけばかくほど、さらにその症状を増していきます。

さて、かゆみには発疹をともなう場合とともなわないケースがあり、さらにそれぞれ「全身性」か「局所性」に分類されます(下記参照)。また、ヒフの痒みや湿疹をともなう疾患として胃がん、皮膚がん、肝臓がん、大腸がん、肺がん、といった悪性腫瘍の存在も考えられます。短時間でかゆみや発疹がおさまれば、単に一時的な「じんま疹」の可能性が高いのですが、ヒフの異常が長期間続いた場合には、病院を受診するようにしましょう。

■発疹をともなうかゆみ

全身性:じんま疹、疥癬、体部白癬、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、貨幣状皮膚炎、皮脂減少性皮膚炎、水疱性類天疱瘡、扁平苔癬、薬剤性肝障害など

局所性:手湿疹、足白癬、掌蹠膿疱症、尖圭コンジローマなど

■発疹をともなわないかゆみ

全身性:皮膚掻痒症、原発性胆汁性肝硬変、糖尿病、慢性腎不全など
局所性:外陰カンジダ症、老人性外陰炎、膣トリコモナス炎症、肛門掻痒症、肝臓がん、寄生虫症など

■まとめ

いずれにしても、医療機関での正しい診断と処置が必要になります。気になる場合は放置せずに病院へ行きましょう。

(文:36歳女性内科医/Doctors Me、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.07)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2014年09月26日に公開されたものです

SHARE