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人に言われて赤面!「タイトスカートが気づくと回っている」問題。リセットする方法は?

谷英子

気づくとスカートのセンターラインがずれていることがあります。特に今年はタイトスカートが流行っていることもあり、ウエスト部分が回るとかなり目立つことに。どうすれば、きれいにタイトスカートを着こなせるのでしょうか。ウォーキングインストラクターの谷英子さんに聞きました。

一番のポイントは「ウエスト(骨盤)から足である」と意識して歩くこと

一番のポイントは「ウエスト(骨盤)から足である」と意識して歩くこと

スカートが回るのは体のゆがみサイン

「スカートのウエストが回ってしまうのは、実はゆがみサインなんです。体がゆがんでいると洋服の生地がかたより、スカートのセンターラインやポケット、ステッチの位置がずれやすくなります。さらに、日常の動作が加わることで、スカートが回ってしまうんです」(谷さん)

ほかにも「スカートの長さが前後でちがう」「左右どちらかの肩ひもが落ちやすい」など、ゆがみのサインはあらゆるところに出ているのだとか。

「多少のゆがみは誰にでもあります。利き手の筋力はちがいますし、鍵を開けるときに毎回意識して左右交互に開ける人もあまりいません。また、『足を組んで座る』『片足に体重をかけて立つ』といった何気ない動作も、ゆがみに拍車をかけます」(谷さん)

フローリングにペタリと座り込んだり、長時間同じ姿勢でデスクワークを行うのも体がゆがむ原因に。では、どうすれば、ゆがみをリセットできるのでしょうか?

「ゆがみに影響を与える動作は、その人の仕事環境や生活環境によって変わってきます。立ち仕事が多い人は立っているときの姿勢、デスクワークが多い人なら座っているときの姿勢といったように、日常生活で多く取る動作を見直してみましょう」(谷さん)

正しい姿勢をキープし、ゆがみをリセット

正しい姿勢を知ることはゆがみリセットへの第一歩です。ここでは、働く女性に身近な「立つ」「座る」「歩く」という動作における正しい姿勢をゆがみリセットの方法を紹介します。

・立つ
体重を左右均一にかけるのが理想の姿勢。でも、長時間立っているとどちらか一方に体が傾きがちになります。

「軽く足をそろえて前後に2分の1足分、足を開きます。かかととつまさき、交互に体重をのせます。途中で左右の足を入れ替え、同じ動作を繰り返しましょう」(谷さん)

・座る
必要以上に腰が反り返ってしまう「反り腰タイプ」、背中が無意識のうちに丸まっている「猫背タイプ」は要注意。それぞれ、次のような方法でゆがみを改善します。

「反り腰タイプは足下に“踏み台”を置くのがコツです。コピー用紙(500枚入り)2冊くらいの厚みが目安。雑誌をガムテープで巻いて積み重ねるのも手ですね。足もとが高くなると、骨盤が前に傾きづらくなります。一方、猫背の場合はバスタオルを丸めて、背もたれと自分の腰の間に置くといいでしょう。タオルのおかげで後ろに骨盤が落ち込まなくなるんです」(谷さん)

・歩く
日本人は重心が低く、ひざが先に出るような歩き方をする傾向があるそう。こうした「ひざ歩き」は体のゆがみを招くのはもちろん、ひざに負担をかけます。

「おすすめは腰から歩く方法です。まず、目線を上げます。ウエストから足だと意識しながら、かかとから着地。ひざを伸ばして足に骨盤を乗せるようなイメージで歩くといったポイントを意識して歩いてみましょう」(谷さん)

(鈴木はる奈+ガールズ健康ラボ)

※この記事は2014年07月02日に公開されたものです

谷英子

eikowalk主宰。ウォーキングインストラクター。骨格姿勢インストラクター。10年以上の経験をもとに体のゆがみの改善を行う独自のウォーキングメソッド「骨盤ウォーキング」を考案。現在、表参道を中心にウォーキング教室を開催するほか、メディアや講演活動など幅広く活躍中。http://www.eikowalk.com/

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