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プロポーズで使える! 花束に”香り”と”枯れない花”を忍ばせたサプライズ演出実例【花贈り男子コラム2】

男性のみなさんは、女性に花を贈るときにどんな渡し方をしますか? 「花を贈った経験があまりないので、買ってきた花束を単純に渡すだけで精一杯」という人も多いはず。でもちょっとした工夫をするだけで彼女に何倍も喜んでもらえる渡し方があるんです!

今回マイナビウエディング編集部では、花贈り男子として多くの男性から支持されている長井ジュンさんを直撃! 告白や彼女の記念日、さらにはプロポーズでも参考になるリアル花贈りエピソードを教えていただきました。実際に長井さんがプロデュースした花の香りを使った演出です。

人生初、彼女へ花束をプレゼント。今日のことをずっと忘れないための仕掛けとは?

昨年の秋ごろ、花贈り男子としての私たちの活動を知った26歳の男性に、こんな依頼を受けました。

『一緒に暮らすことになった彼女の誕生日に、ぜひ花を贈りたい。でも初めて花を贈るので手伝って欲しい! 正式な結婚はまだ先だけど、同棲するにあたって彼女へ気持ちをきちんと伝えて、特別な記念日にしたいんです。』

そんなオーダーを受けて、僕たちは「花が記憶だけでなく形としても残る演出にしよう」と決めました。彼女のイメージや好みなどについてもヒアリングを重ね、「誕生日」と「一緒に住む」をキーワードにプロジェクト遂行です。

まずは、“優しくてピュア”な彼女に似合う、ふんわりとしたベビーピンクのバラをチョイスし、彼女の年齢の本数分花を用意。その中に、全く同じ色と形の、アロマオイルで香り付けしたアーティシャルフラワー(生花のようなリアルな造花)を1本だけ紛れ込ませてブーケを製作しました。

誕生日当日。ふたりはフレンチビストロで待ち合わせ。ディナーでお祝いをすることになっていました。ビストロのスタッフにも事前に段取りを相談して協力していただくことに。そして、僕たちはブーケを持って別室で待機……。

さて、デザートのタイミングに差しかかってからが勝負! ここで彼は席を外し、待機していた僕たちのもとへ来て、それまでのカジュアルな装いからスーツに着替え、胸元には「夢かなう」という花言葉があるブルーローズで作ったブートニアを装着。こちらにも同じアロマの香りをまとって。

バースデーソングが流れる中、スーツ姿でブーケを持って現れた彼に驚きを隠せない彼女。彼が、「今日のことをずっと忘れないために、そしてこれからふたりで暮らす新居に飾っておくために」とブーケを渡すと、たちまち彼女の目には涙があふれました。本当に幸せそうなふたりに、僕も思わず感動してしまいました。

アロマオイル×アーティシャルフラワーによる演出の意味

ブーケに忍ばせた1本のアーティフィシャルフラワーは、“香りを記憶に残す”だけでなく、花束を部屋に飾っていると、日々が過ぎてもずっと枯れない花があることに気付く。そんな2段階で彼女を喜ばすことのできる演出です。

正式なプロポーズであれば、指輪を渡すタイミングでこんなブーケを一緒に贈ってはいかがでしょうか? ブートニアを飾ったスーツの胸ポケットから、指輪の箱を取り出して、というのもいいかも知れません。

花も指輪も、“ただ贈る”ものではないと僕は考えます。一番大切なのは、プレゼントを選ぶセンスのよしあしでもなく、相手のためにどれだけ時間を作り、考えてあげられるか、ではないでしょうか。その結果がサプライズでドラマティックなプロポーズにつながります。

いかがですか? きっと彼女は永遠に残る花を見る度に、当時のことを思い出してくれるはず。高価なプレゼントより、「君のためのことを想って」という気持ちの方がずっと喜ばれるものなんです。

「でも、あまり手の込んだ演出は苦手……」という草食系男子のみなさん! 次回はさりげない花贈りプロポーズを紹介してもらいますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

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FLOWER GIFT STORY 代表 花贈り男子/長井 ジュン

日本の男性に、もっと花を贈る楽しみを。
“FLOWER GIFT STORY“は、花を贈る男性を増やすために都内を中心に活動しているプロジェクト。花を贈った事は無いけど、チャレンジしてみたい……そんな男性を応援しています! 相手のイメージに合わせて花を選ぶ楽しさ、花を贈られて感動される体験、ぜひ一度味わって下さい。

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※この記事は2014年06月29日に公開されたものです

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