お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

なんだかやる気が出ない! 連休明けの憂鬱を乗り切る10のヒント

小高千枝

新入社員として入社後、希望や期待に満ちあふれ、意欲的に仕事に取り組んだ1カ月が過ぎました。長期休暇明けの仕事に備え、GW中もしっかり心身のケアをしていたものの、なぜか気力がわかず焦りや不安感が募り、仕事が手につかない状態に……。

こういった症状が出やすいのが今の時期。新しい環境の中で知らず知らずのうちに、人間関係、日常生活、仕事による疲労感が心身に蓄積され、環境の変化についていけないために起こる「適応障害(五月病)」を生み出してしまっている可能性があります。症状が軽い内に心身のケアをし、再び意欲的に仕事に取り組み、毎日をイキイキとすごすことができるよう、自分でできるセルフケアの方法をお伝えします。

1.自分の「モチベーション低下」の度合いを知る

無理をしてがんばろうとするのではなく、モチベーションの低下の度合いを客観的に判断してみましょう。ちょっとした疲れが原因の場合、まずは心身ともに休息を。心が安定してくると等身大の自分を無理なく受け止められるようになり、冷静な判断力が芽生え、モチベーションも自然と高まります。しかし、無気力状態に陥り、体がついていかない場合は、無理に物事をポジティブに考えようとすると心身へマイナスの影響を及ぼすため、ゆっくり様子をみるようにしてください。

2.心身に負担をかけている問題を具体化する

心身に負担を与えている問題を具体的に洗い出してみることが必要です。仕事内容、人間関係、対人コミュニケーション、もしくは新生活によるストレスや恋愛関係など、あなたを取り巻く環境を見つめ直してみましょう。慣れない職場環境におけるストレスだと思い込んでいたことが、実は仕事が忙しく、彼に会えない寂しさが心に負荷をかけていたなんてこともあるかもしれません。心に滞っている問題を具体化し、悩みの本質・原因を見つめてみましょう。

3.感情に寄り添う

あなた自身が飾ることなく、そしてあなたのことを評価せず、純粋に受け止めてくれる家族や恋人、友人などに、感情のおもむくままに素直な気持ちをそのまま吐き出してみましょう。「悲しい」「悔しい」「苦しい」などその気持ちに寄り添い、マイナス感情を抱えている自分を認め、どっぷりつかってあげるとふと肩の荷がおります。喜怒哀楽の感情の抑圧からストレスは生まれます。一度すべてを出し切ることで、感情のコントロールができるようになります。

4.大きな声で叫ぶ

カラオケボックスなどの個室やお風呂などで大声を出してみることもオススメです。心の膿をすべて吐き出してみると、気持ちがビジュアル化され、自分の素直な気持ちや感情が見えてきます。言葉に出すことで改めて自己認識が生まれ、想像以上に深い悩みであったことや、実はたいした悩みではなかったことなど、あなたの悩みの重さや深さに気づくことができます。

5.自分の本音と建前を受け止め相談をする

悩みの本質・原因に対して「無理をしすぎていなかったか?」「自分の立場としてやるべきことだったのか?」など、自分の本音と建前を具体化し、受け止めてみましょう。組織の一員としてやらなくてはいけないことは多々ありますが、必要以上にがんばりすぎていたり、無理をしていたと感じるようでしたら上司や先輩に相談することが大事。ひとりで抱え込まず、協力者の理解を得るようにしましょう。

※残り5つのヒントは、次のページで紹介します。関連リンクの1本目をクリックすると次のページが読めます。

(心理カウンセラー・小高千枝)

次のページを読む

SHARE