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【ラーメン】飲み干せる辛旨スープは絶対一度は食べたい!―「麺屋どうげんぼうず」の「辛そば」780円~東京都笹塚

チャーシュー、海苔増量で味付玉子がのる「辛そば全部のせ」1,030円

色あざやかな真っ赤なスープ。薬味の白髪ネギとの色合いのコントラストも鮮烈な「辛そば」780円を看板メニューに昨年9月にオープンした気鋭の麺処だ。一風変わった屋号の「どうげんぼうず」とは、店主の近廣直也氏の出身地である山口県下関市の方言で、“やんちゃ坊主”“悪ガキ”などの意味。

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メインメニューに辛いラーメンを据えたのも、近廣氏の「既成の枠にとらわれたくない」という心意気から。

見た目ではいかにも辛そうなスープだがデフォルトの状態では意外にもそうではなく、マイルドな辛味の中にしっかりと鶏ガラだしのコクや香味油の風味が感じられるもの。

近廣氏いわく「よくあるチャレンジングな激辛メニューではなく、辛いものが苦手な人にこそ味わってもらい、辛いものが好きになるようなうま味のあるスープを目指しました」という辛旨のバランスを追求したスープだ。

そのため、辛味油の調合には工夫を重ね、辛さの中にも甘みとうま味のある韓国産唐辛子数種類に、より辛さの立つ日本産唐辛子をブレンドすることで、この味を完成させた。

「自分自身、辛いものが好きで、これまでに勤務していたラーメン店のまかないでも、よく辛いラーメンを作って食べていたんです。自分の味を決めるにあたり、これだという、質のいい韓国産唐辛子を見つけるまでには少し苦労しました」(近廣氏)とのこと。

●しっかり飲み干せ、ハマる味わいの辛旨スープ
スープのベースは鶏ガラとサバ、そして香味野菜でクリアながらもコクとキレがある清湯。「塩そば」730円では、そのスープの実力がストレートにうかがえる。平打ちでやや縮れの入ったツルミと弾むような食感の中太麺がスープとの絡みもよく、食べ応えも十分。

しなやかな中にも歯応えをうまく残した細メンマや、脂のりのいい巻きバラチャーシューなど具材の彩りもいい。

「より辛い味がお好みの方には“ちぃ辛(中辛)”“ぶち辛(大辛)”と辛みを調整します」と近廣氏。ただし、辛みのレベルを上げても料理としてのうまさはキープしているところが、この店の辛そばの持ち味。単純な辛さの追求ではなく、唐辛子というスパイスのもつ奥行きの深さをラーメンというジャンルの中で感じさせてくれる逸品である。

【店舗データ】
麺屋どうげんぼうず
所在地:東京都渋谷区笹塚1-62-8
営業時間:11:00~15:00、17:30~21:00(日曜11:00~15:00)※連休中の日曜はフルタイム営業、連休最終日はランチタイムのみ営業
定休日:月

【その他メニュー名 価格】
・辛つけ830円
・塩つけ780円
・セット炊き込みご飯150円(ランチタイム50円引き)
※ドリンク=ビール中瓶500円、ビール小瓶350円、ハイボール300円

※この記事は2014年05月07日に公開されたものです

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