お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

部屋スッキリ収納シッカリ「壁活」グッズ3つ

「もっと広い部屋に住みたい」、「収納場所の多い部屋にすればよかった」と後悔していませんか?収納家具を買い足して、部屋が狭くなるのは困りもの。そんなときには、壁を活用しきるのが正解。賃貸でも傷跡ゼロで、片付く部屋をつくりましょう。


■ドアフックで吊るし収納
カバンを床に置いて脱いだ服はベッドの上に載せるといった、いつもの習慣を繰り返しているうちに、部屋が散らかりやすくなります。テーブルをはじめ平らな場所がモノでふさがっていると、邪魔なだけではなく落ち着いて過ごすことができません。だからと言って、その都度丁寧に片付けていられない事情もあるので、ふだんは手早くすませておきたいところ。そこで一番簡単な方法は、吊るすだけで片付く道具を使うことです。
その代表格が、ドアのてっぺんに挟んで使うドアフック。100円ショップをはじめ、雑貨店でも扱っているので手に入りやすいグッズです。このフックを部屋の扉や収納の開き扉につけておけば、バッグも帽子も服も、その場で引っ掛けるだけですぐに片付きます。縦につなげて使う、バッグ用のラックをプラスアルファで加えると、複数持ちのバッグがズラリと並ぶので、出掛けるときに選びやすくて便利です。

■突っ張りパネルで即席壁収納
収納場所はないけれど、壁だけはたくさんある!これがひとり暮らしの部屋の特徴かもしれません。部屋を見渡してみれば、ベッド横にもテーブル脇にも未利用な壁が残っていたりします。そこで、気にかかるのが、ネジ釘を使うと壁に穴があいてしまうこと。壁掛けフックを取り付けるのは、勇気がいることです。
そんな住宅事情を考えた商品として、突っ張り式のパネルがあります。天井と床を使って縦にポールを2本セットして、その間に格子状のメッシュパネルをはめ込んだタイプがその代表。フックやカゴのパーツをパネルに取り付ければ、服や小物などが引っ掛けられます。さらに、ミラーやスポットライトを組み合わせると、即席の身支度コーナーの完成です。キッチンで使えば、調理ツールを掛けたり、調味料を並べたりするなど応用が利きます。

■何でもINするウォールポケット
よく使うモノは戸棚にしまうよりも、すぐに手が届く場所にあるほうが効率的です。たとえば、ネックレスやリストウォッチといった装飾品、スカーフや手袋、制汗剤や消臭スプレーのボトルなど。こういったこまごましたモノは、カゴに入れて棚に置くとしてもスペースがいります。その点、ウォールポケットを使えば、種類別に入れることができてスペースもとりません。
使う場所と入れたいモノに合わせて、自由に使いましょう。洗面所で使うなら、ビニール製のポケットにブラシやシュシュ、フェイスパック、入浴剤。クロゼットでは布製のポケットに、ランジェリーやタイツ、ソックス。ダイニングではインテリアを損ねないシンプルなポケットに、スマートフォンや音楽プレーヤー、リモコン。もちろん、郵便物を整理するためにも使えます。
先述のドアフックや突っ張りパネルと併用すれば、片付け効果がグンと上がります。手持ちの収納ラックとS字フックで吊るしてもOK。収納棚の脇が板になっているなら、そこに市販のピンフックか粘着フックを付ければ、壁の代わりとして使えます。

室内に吊るして収納するのは簡単便利で合理的。でも、満艦飾になりかけたら片付けドキ。モノを間引いて片付けましょう。

すはらひろこ
整理収納アドバイザー認定講師・一級建築士・インテリアコーディネーター。インテリアのプロならではの収納術が、オシャレでやる気がわくと好評。片付け講座を定期開催するほかテレビ・雑誌でも活躍。著書「朝、着る服に迷わないハッピー収納術」(大和書房)、「1分からはじめるかたづけ術」(だいわ文庫)、「無印良品で覚える収納のコツ」など著書・監修書多数。【片付けちゃお】http://suharahiloco.wordpress.com/

※この記事は2014年04月26日に公開されたものです

SHARE