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キアヌが脚光も「ぼっち飯」はやっぱり辛い!? もしやランチメイト症候群かも?

新年度になり、職場や学校で新しい人間関係を築く機会が増えた人も多いのでは? 新しい出会いは胸躍るものだけど、時に人付き合いがわずらわしく感じることってありますよね。いつの時代でも、群れるよりも一人を好む人はいたけれど、最近では特に、ランチ休憩のときに一人で食事をとるのを「ぼっち飯」と言い、その様式はけっこうな進化をとげているのだとか。

ネットでの声を拾ってみると、「ぼっち飯派だが堂々と食うか5分で詰め込んで他のことする」「学食で(一人で)4人席を占拠する」「実際、一人で食わなきゃいけないときはおにぎりとかを歩きながら食べるね」などなど。ぼっち飯を割り切れている人は多い様子。

とはいえ、中にはトイレの個室でこっそり食事をとる「便所飯」をする人も。このような行動に走る人は、通称「ランチメイト症候群」とも呼ばれています。「学校や職場で一緒に食事をする相手=ランチメイト」がいないことで、「自分は友人がいない価値のない人間なんだ」と被害妄想や不安を感じてしまい、人目を避けるためトイレなどに隠れたり、食事自体を諦めてしまったり、思い悩み過ぎて会社や学校に行けなくなる人もいるようです。

たしかに、「ぼっちになるのは嫌」というのは、多かれ少なかれ人それぞれあると思います。ただ、必ずしもぼっちが悪いということではありません。

例えば、今や「ぼっち」の代名詞としてお馴染みのハリウッドスター、キアヌ・リーブス。彼はここ数年、公園で一人ランチを食べている姿や、道端でカップケーキにローソクを立て一人誕生日をする姿など、スターらしからぬ哀愁漂うぼっちぶりをパパラッチされ、世界中から好感(?)を呼んでいます。

彼のぼっちぶりは「Sad Keanu(悲しきキアヌ)」と呼ばれ、フィギュアまで発売されています。本人は「気にしない」というスタンスらしく、実際に自分のフィギュアを見たときは喜んでいたんだとか。

ぼっちで過ごすキアヌの姿は、ハリウッドスターということを差っ引いても、悲壮感がにじみ出ています。ただ、それ以上に伝わってくるのは自由気ままに一人の時間を満喫しているということ。他人からネタにされても、笑って流せるくらい余裕のある方が人間として大きく見えますよね。今、ぼっちで悩んでいる人は勇気づけられるところもあるのでは?

食事に限らず、誰かと一緒に何かをするのはとても楽しいこと。一方、ぼっちは人に合わせることなく、自分のペースで好きなことができます。ぼっちで過ごす落ち着いた時間も、結構捨てたものじゃありませんよ!

(加山よしお/サイドランチ)

※この記事は2014年04月15日に公開されたものです

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