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好きな人に打ち明け話をすると仲良くなれる理由とは「アンダードッグ効果」

この人になら「言っても大丈夫かな?」と打ち明け話をしてみたら、意外と大丈夫で、さらにもっと仲良くなれたという経験はないでしょうか。打ち明け話には、人と人とをもっと仲良くさせてしまう、不思議な心理的効果があるのです。

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その効果を使って、好きな人ともっと仲良くなってみましょう。

打ち明け話が起こす不思議な効果、その1「自己開示の返報性」

「自己開示の返報性」とは、自分のことをさらけだし、打ち明けてきてくれる相手には、自分も同じように自分のことをさらけ出し、知っていることは打ち明けなければならないと感じてしまう心理のことです。「自己開示の返報性」は、場合によっては相手の警戒心を引き出してしまうこともありますが、徐々に親しくなりたい相手がいるなら、とても使える方法です。

最初から全部を打ち明けてしまうと、自分の同じように全てぶちまけなければならないと、相手が負担に感じやすくなるため、徐々に自己開示して自分のことを知ってもらうようにしましょう。お互いに共有できる情報を少しずつわかちあうことで、「この人になら話せる」、「この人は特別」だと徐々に感じてもらえるようになります。

打ち明け話が起こす不思議な効果、その2「アンダードッグ効果」

「アンダードッグ効果」とは弱い者や不利な状況にある人に、思わず手を差し伸べたくなってしまう心理のことをあらわします。この効果は、打ち明け話をする時にも起こります。例えば自分の身に起こった嫌な体験や、つらい経験を人に打ち明けた時に、聞いた人は思わず親身になってあげたい、自分にできることならやってあげたいという心理が起こるからです。

この効果は、他人のうわさ話や他人の不幸話をネタにしても効果がありません。打ち明けても構わないような、自分のネガティブ体験を話す必要があります。打ち明けた相手が、誰かにその話をうっかりしてしまうことも考えられるため、話題の選び方には十分注意しながら使ってみましょう。

打ち明け話が起こす不思議な効果、その3「自己肯定感」

「自己肯定感」とは、「自分は特別な存在だ」、「自分は信頼されるべき人間だ」と自分のことを肯定することで、自信が持てるようになる心理です。仲良くなりたい人に打ち明け話をするということは、つまり「打ち明け話ができるような、信頼できる人」だということを、無意識の内に相手にアピールしているため、相手は自分に対して自己肯定感を持つことができます。

打ち明け話をして相手に自己肯定感を与えれば、相手もその信頼に応えようとしてくれるため、よき理解者や、よき相談相手として接しようとしてくれるはずです。頼りがいのある人と仲良くなりたい時に、使えるテクニックと言えるでしょう。

まとめ

打ち明け話は誰かと仲良くなりたい時に、とても役に立つ方法です。打ち明けても構わない話があり、仲良くなりたい人がいるなら、ぜひ積極的に話をしてみてはいかがでしょうか?

※この記事は2013年12月23日に公開されたものです

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