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ドイツ人のビール離れ―「ビールよりもコーヒーのほうがお好き」

「ドイツに旅行するとしたら、現地で何を食べてみたいですか?」と聞かれたら、大抵の人が「ビールとソーセージ」と答えるでしょう。しかし、ドイツ人のビール消費量は年々減少傾向にあります。

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ドイツ・ビール醸造協会「Deutscher Brauer-Bund e.V.」によると、ドイツのビール消費量(国民あたり)は、1976年の151リットルをピークに年々減少傾向にあります。1990年は142.7リットル、2010年には107.4リットルまで減少し、2012年度には過去30年最低の105.5リットルをマークしました。

ドイツコーヒー協会が公表した『Kaffeemarkt 2012』によると、2012年度の国民1人あたりの コーヒーの消費量は149リットル。同じく国民1人あたりのミネラルウォーター消費量は137リットル。

つまり、現代のドイツ人は、ビールよりも他のノン・アルコール飲料を好む傾向にあります。

同ビール醸造協会によると、考えられる原因は2つ。ひとつは、現代の若者は健康志向でノンアルコール飲料や、ビールとスプライト等のソフトドリンクをまぜたものを好むこと。二つめは年齢の高い世代の社交の仕方が変わってしまったことにあります。

昔は友達やご近所さん、職場の同僚と「クナイペ」と呼ばれる飲み屋に行って、話しながら美味しくビールをいただく習慣がありました。現代の交流場所は「クナイペ」ではなく「カフェ」や他の場所に移りつつあるそうです。

参考:Bierkonsum der Deutschen ist erneut gesunken.
http://www.welt.de/wirtschaft/article13841373/Bierkonsum-der-Deutschen-ist-erneut-gesunken.html

Deutscher Kaffeeverband『Kafeemarkt 2012』

※この記事は2013年12月11日に公開されたものです

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