働く女子が、初めて買ったCDは？⇒ポケットビスケッツ『POWER』Le Couple『ひだまりの詩』

今では、音楽を購入しようと思ったときは「デジタル・ダウンロード」を利用している人も多いと思いますが、少し前までは、やっぱりCDを購入するのが主流でした。子どものころ、おこづかいを握りしめてCDショップに買いに行ったものです。CDを初めて手にしたときは、うれしくて何度も何度も聴きかえした、という人も多いはず。大好きな男の子が好きなアーティストだったり、アーティストに恋をしていたりと、懐かしくて甘酸っぱい思い出がいっぱいです。みなさんが初めて買ったCDは何ですか？　働く女子に聞いてみました。


＜90年代に大ブーム！＞

◆SPEED『Body ＆ Soul』
「当時は小学生や中学生のアイドルがいなかったので、同年代で歌って踊って……というのがすごくかっこよくて流行っていた」（29歳／建設・土木／事務系専門職）

SPEEDの元気いっぱいに歌って踊る姿は、大人顔負けの迫力でしたね。自分と近い年代のアイドルは身近に感じて、応援していた人が目立ちました。ほかにも、『RISE』、『White Love』などの回答がありました。

◆ポケットビスケッツ『POWER』
「署名活動の末発売された曲だったので」（22歳／マスコミ・広告／クリエイティブ職）
バラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』（日本テレビ系列）から誕生したポケビは、千秋、内村光良、ウド鈴木による音楽ユニット。CD発売をかけて行われた100万人の署名運動では、全国各地の小学校を中心に約178万もの署名が集められたそう。この署名活動の結果を受け、発売された曲が『POWER』。「署名も必死で集めた記憶がある」という声も寄せられました。同番組からは、「ブラックビスケッツ」という音楽ユニットも誕生しています。2枚目のシングル『タイミング』は、ミリオンセラーを記録するなど、こちらも人気を獲得していました。

＜やっぱりジャニーズ！＞

◆SMAP『Smap Vest』
「1年くらい毎日聞いていたので、今でも曲順など覚えている」（24歳／機械・精密機器／事務系専門職）

9月9日にCDデビュー22周年をむかえたSMAPは、今や誰もが知っている国民的アイドル。10年、20年来のファンも多く、親子でコンサートを楽しんでいる人たちも目立ちます。『夜空ノムコウ』『SHAKE』などの大ヒット曲だけでなく、『がんばりましょう』『はだかの王様 ～シブトク つよく～』『しようよ』といったなつかしの名曲まで、幅広く回答が寄せられました。世代を超えて愛されている証拠ですね。

◆嵐『A・RA・SHI』
「小学校5年生のときに発売され、みんなで大合唱していた」（25歳／金融・証券／販売職・サービス系）

小学生から大人まで、幅広い年齢層に人気のある嵐。彼らの魅力は、なんといっても素敵な笑顔とメンバー間の仲のよさですよね。特に、『A・RA・SHI』をきっかけに、ファンになった人が目立ちます。

◆KinKi Kids『硝子の少年』
「当時中学生で、Kinkiがデビューするとわかって、発売日に走って買いに行った」（30歳／機械・精密機器／営業職）

ほかの回答としては『フラワー』、『愛されるより愛したい』などがありました。KinKi Kidsのシングルは、デビューから、2013年10月に発売されたシングル『まだ涙にならない悲しみが／恋は匂へと散りぬるを』まで、すべてのシングルがオリコン首位を獲得。変わらない愛で見守るファンの熱さを感じます。

＜働く女子が子どものころ、小室哲哉全盛期＞

◆globe『FACE』
・「好きなドラマの主題歌で、カラオケで歌おうと何度も練習してました」（29歳／医薬品・化粧品／事務系専門職）

小室哲哉といえば、やっぱりglobe。ほかには『DEPARTURES』、『SWEET PAIN』などの回答もありました。

◆篠原涼子『いとしさとせつなさと心強さと』
・「ちょうど小学生だったのですが、学校でもすごく流行っていて、どうしてもほしくて買った最初の一枚です」（29歳／学校・教育関連／秘書・アシスタント職）

現在では女優としてのイメージが強いですが、この曲は200万枚を超える大ヒットを記録するなど、アイドル・歌手として活躍していました。この曲も小室哲哉プロデュースです。

◆H Jungle with t『WOW WAR TONIGHT ～時には起こせよムーヴメント』
・「小学校のときずっと流していた記憶がある」（29歳／金融・証券／その他）

H Jungle with tは、ダウンタウンの浜田雅功と小室哲哉による音楽ユニット。1995年～1996年という短い活動期間でしたが、紅白歌合戦にも出場するなど、絶大な人気を集めていたようです。

＜まだまだあるぞ！＞

◆モーニング娘。『ハッピーサマーウエディング』
「中学生のとき、ちょうどモーニング娘。が流行っていてクラスの女子ほとんどが買っていました」（22歳／ブライダル／販売・サービス業）

そのほか、『恋愛レボリューション21』『LOVEマシーン』などの回答がありました。やっぱりモー娘。の影響力はすごかったんですね。

◆ZARD『運命のルーレット廻して』
「コナンの主題歌で流れていて気に入った曲だったので」（23歳／医療・福祉／専門職）
TVアニメ『名探偵コナン』の主題歌で有名なこの曲。アニメを見ていなくても知っている人も多いのでは？

◆THEE MICHELLE GUN ELEPHANT『世界の終わり』
・「ラジオで聴いて惚れました」（25歳／学校・教育関連／事務系専門職）

活動当時は、BLANKEY JET CITYと共に邦楽ロック界を牽引していると言われていたバンド。現在活動しているバンドの中でも、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTに影響を受けた、というバンドも多いそう。

◆リュシフェル『LIMIT CONTROL』
・「アニメがきっかけで、ハマりました」（28歳／マスコミ・広告／事務系専門職）

TVアニメ『KAIKANフレーズ』から派生したヴィジュアル系ロックバンド。2003年に一度解散しましたが、2010年に期間限定の再結成をしたことでも話題となりました。

◆Le Couple『ひだまりの詩』
・「当時人前で歌える曲がなかったので、覚えるために買いました」（31歳／情報・IT／技術職）

TVドラマ『ひとつ屋根の下』の挿入歌で話題となったこの曲。ドラマを見て思わずCDを買ってしまった、という人も多いのでは？

ほかにもまだまだたくさんの回答がありましたが、やっぱりアニメやドラマの主題歌から好きになった曲のCDを買った、という回答が比較的目立ちました。

初めて買ったCDには、思い出がいっぱいつまっているようですね。今でも大事に持っている人は多いのでは？　最近はインターネットで楽曲をダウンロードする人も多くなっていますが、カタチとして残るCDも大切にしたいものです。

(Mina／OFFICE SANGA)

※『マイナビウーマン』調べ。2013年10月にwebアンケート。有効回答数276件（22歳～34歳の働く女性）。

※この記事は2013年11月08日に公開されたものです