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妊娠予定はないけど、産めるか不安。産めるカラダとは?

◆産めるカラダとは?

―わかりました。妊娠というとまだ先の話で、いまは産めるカラダをキープしたいという女子は多いと思います。その場合どうしたらいいでしょうか。

「みなさんが『産めるカラダ』と言うとき、どのようなことを想像されていますか? というのも、私は大きくわけて2つあるように考えます。

まず、コンディションを考えるうえで、年齢による影響は非常に大きいです。最近、年齢が上がると妊娠しにくくなることについて報道されていますから、これについては多くの方がすでにご存じですね。

それが意味することが何かというと、よく『いよいよ年齢も年齢だから、不妊治療をしてでも妊娠しようかな』と思われがちですが、そうではないのです。

実は『いよいよ不妊治療をしても、授からない年齢に差しかかってきた』ことを意味するのですよ。

そして、次に重要なのは、巡り合わせです。自分のコンディションとともに、パートナーも含めてタイミングが重なり合ったときに、はじめて産めるカラダ(または産める環境)だということになります」

働く女子にとって、自分が産めるカラダかどうかは重大な関心事。ここの部分は、次回詳しく聞いてみましょう。

(取材協力:片桐由起子、文:小池直穂、イラスト:macco)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.28)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

産婦人科医 片桐由起子先生

1992(平成 4 )年 3月 東邦大学医学部医学科卒業
1992(平成 4 )年 4月 東邦大学大学院医学研究科入学
1996(平成 8 )年 3月 東邦大学大学院医学研究科修了
1996(平成 8 )年 4月 東京都立荏原病院(現:財団法人東京都保健医療公社荏原病院)勤務
1998(平成10)年 7月 東邦大学医学部産科婦人科学講座研究生
1999(平成11)年 3月  東邦大学医学部産科婦人科学講座助手
2001(平成13)年 7月  Center for Reproductive Medicine and Infertility Weil Medical College, Cornell University 留学
2005(平成17)年 4月  東邦大学医学部産科婦人科学講座助手復職
2007(平成19)年 7月  東邦大学医学部医学科産科婦人科学講座講師
2010(平成22)年 7月 東邦大学医学部医学科産科婦人科学講座准教授
2010(平成22)年12月 東邦大学医療センター大森病院リプロダクションセンター副センター長
2010(平成22)年12月 東邦大学医療センター大森病院臨床遺伝診療室室長 兼任
現在に至る

日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本人類遺伝学会、日本遺伝カウンセリング学会 臨床遺伝専門医
日本周産期新生児医学会周産期(母体胎児)専門医
日本内分泌学会 専門医

※この記事は2013年09月02日に公開されたものです

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