【あの人のライフプラン:矢部美穂編】不安があるときこそ前進! バー経営、ゴルフ、マイホームの夢
1992年に雑誌のコンテストでグランプリを受賞したのをきっかけに、グラビアを中心にテレビ、舞台、写真集など幅広く活動してきた矢部美穂さん。2010年には自らバーをオープンするなど、新たに活躍の場を広げています。そんな矢部さんが思い描くライフプランとは、どのようなものでしょうか。
――20代の頃はどのようなライフプランを描いていましたか?
正直、明確なライフプランはなくて、芸能の仕事を長くやっていけたらいいな、と思って過ごしていました。ちょっと考えが甘かったかもしれませんが、家族を支えなければいけなかったので、仕事は辞められないし結婚もできない、という必死な気持ちでしたね。
――最近、タレントとしての活動以外にバーの経営をはじめましたよね。
お店を開いたのは失恋がきっかけだったんです。結婚すると思っていた男性がいたんですが、別れることになり……。悩んでいるときに、このままじゃダメだ! 自分の居場所がほしい! と思ったんです。完全に勢いですね(笑)。
コンセプトは、矢部家に遊びに来たかのようなアットホームなお店。それができれば失敗しないという自信もあって、思い立ってから3カ月でオープンしました。経営者としては未熟者ですが、今まで先を見据えて行動するというより感性でやってきていることが多いので、そこはこれからも曲げずにいきたいと思っています。
――私生活や仕事に対して、今後どのようなプランをお持ちですか?
20代の頃より、36歳になる今の方が将来に不安を感じることが多いです。ただ、タレントという仕事をしているので、良い歳のとり方をしているなぁと思われるような女性でありたいですね。そうなれれば、仕事や結婚に対する自信もつくんじゃないかな。
以前は、マイホームは男性に買ってもらいたいという気持ちでしたが、今はこのまま順調に仕事が進んでいけば、40代でマイホームを手に入れたいという夢もあります。家は財産になりますし、あっても困らないじゃないですか。私の場合、なかなか貯金できないタイプなので、余計にそう思うのかもしれないです。
――ライフプランというテーマで読者にアドバイスをお願いします。
ライフプランを持つこと、イメージすることはとても大切なことだと思います。それを目標にすることで、必ず一歩ずつ近づけるからです。仕事もプライベートも自己責任だということを忘れずに行動すれば、もし失敗しても自分の力になるし、成長できると思います!
この夏、「新しい仕事につながれば」と7年前にはじめたゴルフを再開したという矢部さん。失恋を機にお店をオープンさせるなど、目標に向けて一歩一歩前進している姿が印象的でした。
「このままじゃいけない」と思ったとき、自分にとって転機となるような出来事が起こったとき、それがライフプランを考え、実行するきっかけになるのかもしれませんね。
やべ・みほ。1977年生まれ、タレント。2010年、バー「YABEKE」をオープン。仕事の裏話や趣味のゴルフ、料理などについてつづるブログ「矢部美穂のナイスバーディ」(http://ameblo.jp/miho-yabe/)を毎日更新中。
(OFFICE-SANGA)
※この記事は2013年08月30日に公開されたものです