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タブレット端末の所有率1年で約20%上昇 若年層ほど所有率が高い

タブレット所有率(世代別集計)

株式会社カカクコムは、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」が実施したユーザーへの意識調査「価格.comリサーチ」より、第72回「タブレット端末アンケート2013 iPad? Android? それともWindows!?』の調査結果を発表した。

同調査におけるタブレット端末の所有率は46.9%と、すでに半数近くがタブレット端末を所有している結果となった。なお、前回調査(2012年7月)時の所有率は27.9%だったので、この1年で20%近く所有率が上がったことになり、予想以上にタブレット端末の普及率が上がっているといえる。

また、世代別の所有率は、若年層ほど高くなっており、30代で半数を超える52.1%、20代で53.0%、20歳未満にいたっては63.9%という高い所有率を示した。逆に、60歳以上では38.2%と低めの結果となっている。この背景には、比較的年齢が高い層では、パソコンをメインに利用する人が多いのに対し、年齢が若い層ではパソコンへの依存度が低く、スマートフォンやタブレット端末をメインに利用する人が多いことがあげられる。

所有端末(複数台所有している場合は最も使用している端末)のメーカーでは、半数近い46.1%がアップルの「iPad」を利用しており、タブレット端末という分野におけるiPadの浸透度が証明された形だ。ただし、前回調査時のiPadのシェアは58.5%と過半数を超えていたことを考えると、そのほかのAndroid陣営や、Windows陣営も勢力を拡大しつつあることが見て取れる。

アップル以外では、「Nexus」シリーズを展開するGoogleが11.1%でトップ。2012年秋に発売された「Nexus 7」の好調が大きく影響している。次いで、ASUS(8.6%)、ソニー(8.0%)、サムスン(5.0%)と続く。上位5位の中で国内メーカーはソニー1社のみということで、タブレット端末においては、海外勢が完全に優位であることも明らかになった。

もっとも使っているタブレット端末のメーカー

OS別では、もっとも多いのは「Android系」となった。54.6%と過半数を超えており、アップルの「iOS」の41.2%を13.4ポイントも上回り、Android系の躍進がめざましいことがわかる。

製品選びの重要ポイントとしては、「価格の手ごろさ」(44.9%)がトップ。「バッテリー駆動時間」「動作速度」はスマートフォンほど重要視されていない。

もっとも使っているタブレット端末を選んだ理由

用途としては、「ネットサーフィン(Web閲覧)」49.7分。次いで、「メール」33.9分。パソコンの代わりに、Webやメールを利用するというのが一般的なようだ。意外に多かったのが、「地図・カーナビ」27.0分。多いと思われた「動画鑑賞」26.6分を超えて、3位につけており、地図の確認やナビ代わりにタブレット端末を利用する人が多いことがわかる。一方、「ソーシャルネットワーキング(SNS)」8.8分や、タブレット端末での利用が多いと思われた「電子書籍」10.0分は、いずれも20分以上であった昨年より減少する結果となった。

今後、購入を検討したいメーカーは、所有端末メーカーの割合と同じく、「アップル」が45.0%でダントツとなった。現在の所有割合とほぼ同率であることを考えると、今、iPadを利用している人が、次もまた同じiPadの後継機を購入して乗り換えようと考えているものと思われる。ただし、前回調査時には、55.6%と過半数を超えていたことを考えると、相対的にはiPad人気にやや陰りが出てきたといえる。

アップル以外の陣営では、ソニーが15.2%と健闘しており、Googleの10.0%や、マイクロソフトの5.7%を大きく上回った。ソニーは現在10.1型フルHD液晶搭載の「Xperia Tablet Z」の評判の良さが高評価につながっているようだ。

※この記事は2013年08月08日に公開されたものです

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