お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

夏のボーナス推定支給額「54.4万円」。男性は減って女性は大幅アップ?

夏のボーナス推定平均支給額

カカクコムは、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」が実施したユーザーへの意識調査「価格.comリサーチ」から、第71回「夏のボーナス2013 アベノミクス効果はいかに!?」の調査結果を公開した。回答者数は4,952人、調査期間は5月16日~5月22日。

●「ボーナスはない」という人が3.6ポイント増

今年の夏のボーナスの推定支給額は「54.4万円」で、2012年夏の「54.9万円」をわずかに下回る結果となった。

今回の推定支給額の割合で目につくのは、「ボーナス支給なし」の回答。昨年夏の調査結果と比べると、「ボーナスはない(もともと支給対象外)」という割合が3.6ポイント増加しており、支給対象者の割合をやや圧迫している。

また、「30~50万円」のゾーンと「70~90万円」のゾーンで、それぞれ1.1ポイント、1.2ポイントの減少となった。このように、中間所得層の割合が減少し、全体の支給対象者でも少しずつポイントが下がっていることが、今回の結果につながっていることが分かる。

●男性は微減した一方で女性は大幅アップ

ボーナス推定平均支給額(性別・年代・家族構成別)

年代別で見てみると、「60歳以上」と「40代」を除く全年代が、前年比でマイナス。特に落ち込みが大きいのは「50代」で、金額にして「2.9万円」のマイナスとなった。

40代はかろうじてほぼ横ばいで、30代、20代はそれぞれ昨年比「-1.3万円(-2.9%)」、「-1.2万円(-3.5%)」。男女別では、男性が昨年比「0.8万円(-1.4%)」のマイナスなのに対して、女性は「4.1万円(10.2%)」のプラスとなっており、男女間でもかなり差が出ていることがわかる。

●自由に使える金額は「3万円未満」と「50~100万円未満」が増加傾向

自由に使える金額として、もっとも多かった金額レンジは「5~10万円未満」で全体の19.3%。続いて「10~20万円未満(14.3%)」、「3~5万円未満(12.7%)」となっており、例年の傾向とそれほど大きな変化はないが、いずれも少しずつ減少傾向にある。

一方、大多数を占めるこれらのミドルレンジ以外の割合がやや増加傾向にあり、少額のほうでは「1万円未満」と「1~3万円未満」を合わせた「3万円未満(16.4%)」が、前年の14.2%から2.2ポイント上昇。

高額帯でも、「50~100万円未満」が前年の4.7%から5.6%へと0.9ポイント上昇するなど、人によって支給されるボーナス額、自由に使えるお金に差が出てきているということが考えられる。

●使い道は今年も「貯金」が断トツ

ボーナス平均消費金額

ボーナスの使途として、いつも筆頭に上がる「貯金」であるが、今年も7割を超える人が「貯金を行う」と回答。その割合は、前年より若干減少しているが金額ベースでは増加しており、平均貯金額は前年よりも1万円以上多い「181,261円」となった。

次点の「商品・サービスの購入」については、前年よりも割合としてはやや減少。ただし、平均金額は前年からほぼ横ばいの「67,497円」となっている。

比較的大きな動きが見られたのは、「金融商品の購入、外貨預金など」。前年に比べると、割合で2.9ポイント、金額ベースで37,477円アップしており、全体として縮小傾向になっている中では目立った動きとなった。また、「金融商品の補填」についても、割合で0.9ポイント、金額ベースで17,611円増加しており、動きが活発化していることが読み取れる。

●購入予定の商品は「ノートパソコン」「タブレット端末」

夏のボーナスで購入予定の商品

夏のボーナスで購入予定の商品について聞いたところ、毎回トップにくる「洋服・ファッション関連」が今回もトップで、割合は昨年比0.7ポイントアップの17.6%と若干増えた。

次いで第2位グループでは、「ノートパソコン(11.0%)」、「タブレット端末(10.2%)」、「PCパーツ(9.5%)」と、パソコン関連製品の順位が高い。特に「ノートパソコン」は、昨年比で2.3ポイントアップ、「タブレット端末」は、4.2ポイントアップと急上昇している。

この背景には、昨今のタブレット端末の人気もあるが、もうひとつの理由として、「Windows XP」の公式サポートが来年2014年の4月に終了することによる、パソコンの買い換え需要の増加もあると考えられる。

また、「デジタル一眼レフカメラ(5.6%)」が同0.9ポイントアップ、「エアコン(6.5%)」が同1.6ポイントアップ、「時計・アクセサリー・ブランド品(5.5%)」が同0.7ポイントアップ、「洗濯機(5.4%)」が同1.5ポイントアップとなるなど、比較的高額な製品の購買意欲が高まりつつあることがうかがえた。

※この記事は2013年06月06日に公開されたものです

SHARE