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あの国ではどう言うの?世界の乾杯の掛け声「カンペイ」「チンチン」

お酒を酌み交わすときに行う「乾杯」。日本だと「かんぱ~い!」とグラスを当てたり掲げたりします。では、海外ではどんな掛け声で乾杯をするのでしょうか? また、どんな作法があるのでしょうか? 世界のさまざまな国の乾杯を紹介します。

旅行で使えば通ぶれる!?

●中国:カンペイ

中国では「カンペイ!」と言って乾杯します。乾杯の際は白酒(パイチュウ)というアルコール度が高めのお酒を使い、乾杯後はすぐに飲み干さないといけません。中国に出張に行ったビジネスマンの多くは、この白酒の乾杯でグデングデンになってしまうそうです。

●アメリカ:チアーズ

アメリカでは乾杯の際「チアーズ!」と言います。グラスは軽く当てたり、少し持ち上げて相手に向けて軽く傾けたり、時に割れそうなぐらい強くぶつけたりとさまざまです。このチアーズという掛け声はアメリカ以外でも使われており、イギリスやオーストラリア、ジャマイカあたりでも使うそうです。

●イタリア:チンチン

イタリアの乾杯は「チンチン」という掛け声です。日本人からすると(特に女性は)、はっきりと声に出すのは抵抗のあるフレーズですよね。グラスは目の高さまで持ち上げ、グラスは当てません。

●ブラジル:サウージ、チンチン

次の夏季オリンピックやワールドカップが行われる南米の国ブラジル。ブラジルでは乾杯の際、お互いのグラスを当て「サウージ」と言います。場所によってはイタリアと同じく「チンチン」と言うそうです。

●スペイン:サルー

スペインでは乾杯のとき「サルー!」と声を掛けます。サルーとは「健康」という意味で、くしゃみをした人にも「サルー」と声を掛けます。スペイン語圏では大半がこの掛け声です。メキシコやアルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイも乾杯の際は「サルー」と言います。

●シンガポール:ヤン・セン(ヤムセン)

シンガポールでは乾杯の際、大声で「ヤーンセーン!」と叫ぶように言います。「ヤー」の部分が長ければ長いほどお金がたまったり幸運がやって来るといわれています。また、「声が小さい!」とダメ出しが入ることもあるそうです。

●トルコ:シェレフェ

トルコで乾杯の際に使う掛け声は「シェレフェ」です。ラクというお酒やエフェスというトルコビールが人気です。乾杯するときは日本のようにお互いのグラスを当てたりします。

●ロシア:ナ・ズダローヴィエ

ロシアでは、乾杯の際、リーダーや主賓格が立ち上がり「ナ・ズダローヴィエ!」と声を掛けます。ナ・ズダローヴィエはロシア語で「健康のために」という意味。飲むのはやっぱりウオッカが多いのだそうです。

まとめ

世界の国々ではこうした乾杯の掛け声をするそうです。海外旅行の際には、ぜひその国の乾杯の掛け声を使ってみてはいかがですか?

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年05月23日に公開されたものです

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