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典型的な破局パターンを回避! 多忙な彼と上手に付き合う5カ条

恋愛部長

仕事のために恋愛を制限する「いましめ発想」が働く

男性の場合は特に、仕事こそ人生の最優先事項ですから、そんなときには、恋愛などが頭から無くなってしまっても仕方ありません。私も、女ですが、そうでした。仕事のことで頭いっぱいで、余裕がまったくなかったとき。ちょっと時間ができても、仕事仲間と飲みに行ったりはするんだけど、付き合っている彼と会おう、メールしようとかって気分にはならないんですよね。「今はそういう気分じゃない」となってしまう。男の人は、女性よりも頭の切り替えがスムーズではないですから、仕事に集中しているときには恋愛のことなど思い出したくないでしょう。その理由は、言葉は悪いけど「気が散るから」。よく女性がカッとなって投げかける「私のことなんかどうでもいいんでしょ!?」って言葉、あれ、その通りなんですよ。正確には「仕事以外のことは全部、どうでもいい」という状態ですけど。

私がよく忙しい男性の心理を説明するのに使う言葉が「いましめ発想」。これは、恋愛に時間を割いた結果、仕事の効率が落ちたときに男の人が陥る自己嫌悪を表していて。大概は、自分を責める発想です。すなわち、「恋愛なんかしていたから、仕事がうまくいかなくなったんだ」「デートやメールなんかしていたから、やるべきことができなかったんだ」、そこから「仕事に集中したいから、今は恋愛を控えよう」というふうに発展しちゃいます。そして「もう余裕がない」「今までのようには会えないと思う」と突然宣言して、彼女を不安のどん底に叩き落としてしまうのです。でも、これって、彼が自分自身に課す「いましめ」であって。別に彼女のことを好きじゃなくなったわけでも、会いたくなくなったわけでもないと思うんです。むしろ会いたいし、もし会ったら仕事なんかどうでもよくなってしまうくらい好きだから、なんです。だけど、恋に浮かれていた自分を反省して、彼女と会うことを制限しようと極端に動く。こういう謎の発想は、男性ならではだと思う。そういう事情をちゃんと説明してくれればいいんですが、大概の男性は、ぶっきらぼうに「忙しいんだ」「ほっといてくれ」となっちゃうので、まったくその葛藤が伝わらないというわけです。

そして、こういった「会えない」宣言をされると、急に不安になって「それって、別れたいってこと?」っていう次元まで話が飛躍してしまうのが女のサガ。不安ゆえに情緒不安定になって、彼に必要以上に追いすがってしまう。「なんで会えないの? もっと会えなくなるの? もう好きじゃなくなったの? 別れたいって言いたいの?」これをやってしまうと、男性は一気にうんざりします。仕事しなきゃいけない、恋愛なんかにうつつを抜かしている場合じゃないんだ、という緊急事態の男性にとっては、自分の状態を受け入れてくれない彼女の存在は、急に重荷に感じられてしまうのです。忙しくて疲弊しているときというのは、大概、正常な判断もできなくなっている状態です。最大の関心事である仕事以外のすべてが「仕事を阻害するもの」に見え、わずらわしくなってしまいます。そこで、つい男性も、追いつめられてこんなふうに言ってしまうのです。「忙しい俺を受け入れてくれないなら、仕方ない。もっと君の言う付き合いができるような男と付き合ってくれ」。もしくは「今は考えたくない。距離を置いてみないか?」と。

このセリフは相談される数々のケースで、本当によく出てきます。まるで同じ人? って思いたくなるくらい。これすなわち、彼女が過剰反応したために彼がうんざりしちゃったからなんです。仕事のことを一番に考えたいときに、関係ない(と彼には思える)話で泣かれたりなじられたりするのが耐えられない。もしくは、本当は彼女を喜ばせたいんだけど、その時間も余裕もなく、彼女を悲しませている自分に対しての自己嫌悪、という心理もあるでしょう。とにかく、疲れもあって心が摩耗しているので、彼女の望むような態度をとることはできません。むしろその逆の「別れ」へと心ならずも舵を切ってしまうのです。

そんなふうに、破局に向かって突っ走ってしまうようなことにならないように、普段からの心構えは大事。それには、ぜひとも心に刻んでほしい5カ条があります。

【忙しい彼とうまく付き合っていくための5カ条】

1)忙しいときの彼は恋人と思わず、知り合いだと思え
2)仕事や仕事仲間と、自分を比較しないこと
3)忙しくて余裕を無くした人に、別れ話はしないこと
4)「暇になったら連絡ちょうだい」は、やめよう
5)忙しい人の「ごほうび」になれる彼女でいよう

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