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妊婦や出産後の女性を守る制度を知っておこう!

妊娠出産というと、まだ遠い先の話かもしれませんが、産む産まないに関係なく「産むのに必要なカラダ」について知っておいて損はないはず! “そのとき”が来たら、はたして自分は産めるカラダなの? そもそも、妊娠出産ってどういうもの? 自覚症状がないまま進むカラダの異常って!? 知らないことだらけの「いつかそのとき」のために、ぜひ女子のみなさんに見ていただければと思います。

働く女性にあまり知られていませんが、昨今、女性が安心して妊娠出産できる環境を整える法制度は整備されてきています。「今のうちから、こうした制度やお金にまつわる知識を学んだり、妊娠しても働き続けられそうな職場を見つけて異動したりしておくのが、賢い働く女子のあり方だと思いますよ」(社会保険労務士の佐佐木由美子先生)とのこと。

前回】まで、お金にまつわる制度を中心にお届けしてきましたが、そのほかどんな制度があるのかも見ていきましょう。また働く女子が気になる、妊娠出産にまつわる素朴な疑問も佐佐木先生に聞いてみました。

つわりなどの症状が重い妊婦を守る制度も

妊娠すると満員電車に耐えられなかったり、つわりで仕事がつらそう……。「つわりがつらくないか、妊娠中も体調をくずさず仕事はつづけられるか不安」(30歳)、「つわりがつらそうなので、私に乗り切れるかどうか」(28歳)と、妊娠中の働き方を心配する声が多く寄せられています。

○母健連絡カード
「母健連絡カード」という制度をご存じですか? これは厚生労働省のWebサイトからダウンロードできる書類で、健康診査の結果、通勤緩和や休憩に関する措置などが必要であると主治医などから指導を受けたとき、指導事項を主治医に記載してもらい、会社に提出することができます。医師からの指導に基づき、会社に適切な措置を講じてもらいましょう。

母健連絡カード(母性健康管理指導事項連絡カード)

○通院休暇を利用する
妊婦健診によって会社を休む場合は、会社に通院休暇制度がなくても休むことができます。そして通院時のタクシー代金は、領収書をとっておくと医療費控除の対象になることを覚えておきましょう。

女性労働者の母性健康管理のために

2.【4月生まれは得のウソ・ホント!?】

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