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オンナのカラダナビ 「いつか産みたい」にも準備を!子宮について知っておきたいこと

妊娠を意識するなら知っておきたいこと
妊娠適齢期がある!? カラダも年をとる
妊娠してから発覚も!「子宮」や「卵巣」の病気どれだけ知ってる?

妊娠適齢期がある!?見た目を若く保っていてもカラダは年齢を重ねています

塚田訓子(つかだ くにこ)先生

アトラスレディースクリニック院長。1999年に旭川医科大学医学部を卒業。札幌医科大学附属病院産婦人科、関連病院勤務を経て、紫明女子学院にて医務課長に。とまこまいレディースクリニック医長、レディースクリニックぬまのはた医長として経験を積む。2010年にアトラスレディースクリニックを開院。

現代女性の子宮・卵巣はお疲れ気味……出産が遅くなればなるほど、体への負担も

生理の回数が昔の9~10倍! 子宮と卵巣は常に働きすぎ状態

昔の女性は、早くに結婚し、20歳前から30代まで妊娠と出産、授乳を繰り返す人がほとんどでした。5人以上の子どもを産み、月経がほとんどないまま40代を迎えることも。そのため、一生のうちに月経は約50回しかなかったとか。一方現代の女性は晩婚で、さらに少子化が進んでいるため、月経の回数は戦前の女性の約9~10倍に。月経や排卵は妊娠のためになくてはならない機能ですが、現代女性の子宮・卵巣は働きすぎ。排卵や月経の回数が多くなることで、子宮内膜症や卵巣がんなどのリスクも高まるのです。

女性ホルモンのピークは30歳前後!

思春期に増加する女性ホルモンは成熟期になって安定し、分泌量は20~30代でピークを迎えます。しかし、更年期になると徐々に低下。年齢とともに卵巣の力は衰えていき、女性ホルモンの分泌量が減少します。女性は、ライフステージによって体の健康状態が変わってくるのです。

塚田訓子(つかだ くにこ)先生

※医療用語では「生理」を「月経」と言います。
ここでは「生理」と「月経」の二つの言葉を同じ意味で使用しています。

子宮や卵巣も一緒に年をとります 自分のカラダとしっかり向き合いましょう

最近は、年齢を重ねても美しく輝いている女性がたくさんいます。けれど、外見をどんなに磨いても、「子宮や卵巣は一年一年確実に年をとっている」と、塚田訓子先生はおっしゃいます。
「マイナビウーマンの読者の方々は、仕事も遊びも充実していて、人生を謳歌していらっしゃることと思います。

Doctor's Point

でも、もし将来出産を望んでいるのであれば、女性には、妊娠に適した年齢があることを知っておいてほしいですね。加齢とともに卵子は老化します。卵子の老化は女性の妊孕性(にんようせい/妊娠する力)の低下につながるため、35歳を過ぎると、年々妊娠しづらくなります。また、妊娠しても、流産や胎児の染色体異常の確率が高くなります。妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群などのリスクも上がり、母児ともに命の危険にさらされることもあるのですよ。」
まだまだ大丈夫という油断は禁物。今のうちから、自分の体としっかり向き合いましょう!

病気の名前はなんとなく目にしたことがあるけれど、どんな症状かはわからないかたも多いのでは? 子宮の病気の特徴と、妊娠・出産への影響をまとめました。

子宮内膜症

不妊の原因になる場合もありますが、早期発見と治療で妊娠・出産は可能

子宮内膜症とは、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖や剥離(はくり)を繰り返す病気です。現代の日本では、10人にひとりの女性が発症しています。子宮の内側からはがれ落ちた子宮内膜は、月経血として腟から体の外に流れ出ますが、子宮以外の場所で増殖した子宮内膜は腹腔内にはがれて出血するため、炎症や痛み、癒着(ゆちゃく)、卵管の詰まりなどを起こします。これらの症状が進むと、妊娠によくない影響を及ぼすことも。子宮内膜症だからといってかならず不妊になるわけではありませんが、不妊症の女性の25~50%が子宮内膜症とも言われているのです。

月経困難症

子宮内膜症など女性特有の病気が隠れている可能性が。
痛みはカラダからの重要なサイン!

日常生活に支障が出るほどのひどい月経痛のこと。月経痛は多くの女性が経験するものですが、ひどい痛みのために毎月寝込んだりするようなつらい場合には、月経困難症と診断されます。不妊に直接つながるわけではありませんが、あまりにもひどい月経痛を抱えている場合、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科の病気が潜んでいる可能性があります。これらの病気になると、排卵がうまくいかない、着床しづらいなどの不妊の原因を招くことがあります。

子宮筋腫

生理のある5人にひとりは筋腫をもっている。不妊や流産の原因にも

子宮にできる良性の腫瘍(こぶのようなしこり)のことを子宮筋腫といいます。月経のある女性の5人に1人に子宮筋腫が発生すると言われていますが、良性疾患であるからと、子宮筋腫を軽視するのは危険。ほとんどの場合は無症状ですが、症状がある場合は月経期間が長くなったり月経時の出血量が多くなったり、不正出血が頻繁に起きるなど。また、不妊を引き起こすこともあり、不妊の5~10%に子宮筋腫が合併すると言われています。

子宮頸がん、子宮体がん

早期発見・治療ができれば妊娠出産は可能。
1年に1回子宮頸がん検診、超音波検査を徹底して

子宮頸がん、子宮体がんはまったく性質が異なる病気!
子宮頸がん

子宮の入り口付近の子宮頸部にできるがんです。セックスによるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因であることがわかっており、若い女性の間で増えています。初期には自覚症状がほとんどありませんが、セックスのあと出血することも。進行すると、不正出血や、おりものの増加、おりものに血が混じる、悪臭を伴うおりものが出るなどの症状が現れます。がんの進み具合によっては、子宮を残す治療法があります。

子宮体がん

子宮の内側を覆っている子宮内膜に発生する、がんです。女性ホルモンのエストロゲンの過剰分泌が、がんの発生に影響していることがわかっています。ハイリスクなのは、妊娠、出産経験がない、あるいは少ない人、肥満、高血圧、糖尿病、月経不順、無月経の人など。初期に起こる自覚症状は不正出血。おりものの量が増える、黄色や茶色のおりものが出る、などの症状が出ることもあります。がんの状態がごく早期の場合は、子宮を残す治療法を行う場合もあります。

どんな病気も早期発見できれば、 治せるチャンスは増えます 婦人科検診の種類にも注意して

子宮・卵巣の病気にはいろいろな種類がありますが、どの病気にも共通して言えることは、早期発見を心がければ治せるチャンスは増えるということ。そのためにも、月経痛がひどい場合は早めの受診が大切です。
「いつもと違う痛みを感じるときは、我慢は禁物。また、痛みがなくても、婦人科検診を定期的に受けることが大事です。そして、その検診の内容もきちんと把握しておきましょう。

Doctor's Point

これはよくあることなのですが、例えば、当クリニックで子宮頸がんの検診を受けた女性が、後日結果を聞きに来てくださるとき、『私、何の検査をしたんでしたっけ?』とおっしゃるかたがとても多いのです。ご自分の体なのですから、どういう症状があって何の検診を受けたかについては、ちゃんと認識しておきましょう」(塚田先生)

いつかは赤ちゃんを産みたいと思いながら、自分の体の状態をしっかり見つめている人は、もしかしたら少ないかもしれません。けれど、自分の体の異変に気づけるのは自分だけ! 大人の女性のマナーとして、異常がなくても1年に1回の検診は心がけたいものです。
「欧米の場合は、お母さまの婦人科の主治医がそのままお子さんの主治医になるという流れができています。そのため、欧米の女の子たちは、若いうちから婦人科のパートナードクターに相談できる環境が整っています。日本も、今後はそのような習慣がつくといいですね。婦人科には、どの世代の女性にも気軽に来ていただきたいです。痛みをひとりで抱えず、困ったときにはもちろん、自覚症状がなくても一年に一回は身体のメンテナンスについて相談にいらして、ぜひ医師を味方につけてほしいものです」(塚田先生)

第1回目
第2回目

第3回目

生理痛が気になる方 は要チェック!

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