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オンナのカラダナビ 婚活女性は見落としがち?! 結婚前に必要なカラダの準備

「早く結婚して子どもを産みたい」と ワンセットで考えている婚活女性は少なくない しかし、結婚したくてもなかなか結婚できない!

『婚活』という言葉の生みの親、社会学者の山田昌弘先生に聞いてみたところ、晩婚化の原因は、時代が変わっても女性の結婚観が親世代のそれとあまり変わっていないことが考えられるそうです。

「日本では、社会経済的状況が変化しているのにも関わらず、女性の意識そのものは昔とそんなに変わっていません。経済力がある父とそれを支える専業主婦の母を見て育った女性の多くは、自身の収入のあるなしに関わらず、経済的に安心できる男性と結婚したいと思っています。しかし、生活を担う若い男性の収入が、不安定、そして低下している。よって、一部の高収入(そして魅力的な)男性のところに女性が集中してしまい、結婚したくてもできないという状況が発生しています。」

山田昌弘先生

中央大学文学部教授。1957年生まれ。専門は家族社会学。愛情やお金を切り口として、親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている。成人後・学卒後も親と同居し、基礎的生活を依存している未婚者を「パラサイト・シングル」と名付け話題に。また1990年代後半から日本社会が変質し、多くの若者から希望が失われていく状況を「希望格差社会」と名付け、格差社会論の先鞭をつけた。ほか『婚活時代』(共著・ディスカヴァー21)、『女性活躍後進国ニッポン』(岩波ブックレット)など著書多数。

理想の相手を見つけるのが困難な状況で、「この人と一緒に人生を歩みたい!」と思える人との出会いは、奇跡的なこと。だからこそ、その時に備えて、しっかり自分のカラダの健康管理もしておきたいものです。

結婚直前の"ブライダルチェック"では遅い!?出産を考えているならば、婚活の一環として、1年に1回は婦人科検診を受けましょう

塚田訓子(つかだ くにこ)先生

アトラスレディースクリニック院長。1999年に旭川医科大学医学部を卒業。札幌医科大学附属病院産婦人科、関連病院勤務を経て、紫明女子学院にて医務課長に。とまこまいレディースクリニック医長、レディースクリニックぬまのはた医長として経験を積む。2010年にアトラスレディースクリニックを開院。

「生理痛は当然のこと」と思わないで 子宮内膜症が隠れているかもしれません

月経痛がひどいけれど、「生理で痛いのは当たり前。ガマンしなくちゃ!」と思っているあなた、もしかしたら、そこには病気が隠れているかもしれません。今回お話を伺った塚田訓子先生によると、つい最近こういう患者さんがいらしたのだとか……。
「立って歩けないほどの月経痛を味わったものの、その後2カ月間の月経は通常通り。でも、翌月の月経がやはり立てないほどつらかったというかたがいらっしゃいました。
調べたところ、子宮内膜症を患っていらして、卵巣のなかには内膜の組織や血液がたまる"卵巣チョコレートのう胞"もできていました。そのかたは20代で大手術の経験があり、現在も通院治療中、健康にはかなり気を配っているはずなのに、『生理痛は当然のこと』と見過ごしてしまったようです」
月経痛が重い場合、子宮内膜症である可能性も高いのだとか。そうならないためにも、痛みは放置せずに早めに病院を受診することが賢明なのです。

※医療用語では「生理」を「月経」と言います。
ここでは「生理」と「月経」の二つの言葉を同じ意味で使用しています。

 痛みをともなう、婦人科系の病気

子宮内膜症

子宮内膜症とは、本来は子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜が、子宮以外の場所(卵巣、腹膜など)で増殖や剥離(はくり)を繰り返す病気です。月経がはじまると子宮の内側からはがれ落ちた子宮内膜は、月経血として腟から体の外に流れ出ますが、子宮以外の場所で増殖した子宮内膜は腹腔内にはがれて出血するため、炎症や痛み、癒着(ゆちゃく)、卵管の詰まりなどを起こします。これらが原因で不妊に陥りやすいと考えられています。
また、子宮内膜症の症状が進むと、卵巣のなかに内膜の組織や血液がたまる"卵巣チョコレートのう胞"ができることも。これがあると、排卵をしても、質の高い卵は望めない可能性もあるため妊娠しづらくなるケースもあります。

月経困難症

月経の際に、下腹部や腰痛などのひどい痛みや、おなかの張り、吐き気、頭痛、疲労、
イライラなど、日常生活に支障をきたすほどの痛みを伴う状態を月経困難症といいます。子宮や卵巣が未成熟であることや、冷えやストレスが原因で起こる「機能性月経困難症」と、子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫などの疾患が原因で引き起こされる「器質性月経困難症」のふたつのタイプがあります。後者は、20代後半から多く見られるようになり、月経期間以外にも痛みが生じることがあります。

人任せにせず、自分の体をきちんと見つめて可愛がって

日本の女性は、なぜか、自分の健康管理に対して意識が低い人が多いです。自分の体のことなのに、どこか人任せのところがあるというのでしょうか。最近とても多いのは、結婚直前にいらっしゃる"ブライダルチェック"。もちろん、検診を受けないことに比べれば良いことですが、結婚直前ではなく、もっと前にいらしてほしいですね。

Doctor's Point

なぜなら、来月結婚式で、そのあとすぐに妊娠したいと思っているタイミングで病気が見つかったら、妊娠よりも病気の治療が先になり兼ねませんから。その分、妊娠の時期が遅れてしまうのはもったいない。特に"待ったなし"の年齢の人にとっては重要な問題です。
結婚を望む皆さんは、婚活の一環としてまずは自分の体をしっかり見直してほしい。そして、素敵なパートナーと出会えたときに、不妊の原因となる病気がないように、今から健康な体作りをしておいてほしいのです。
赤ちゃんを産むことが人生のすべてではありませんが、いつかは赤ちゃんが欲しいと望むのであれば、まずは自分の子宮や卵巣が元気じゃないと。そのためには、1年に1回は婦人科の検診を受けていただきたいです。それから、自分の月経に注意を払うことが大事。妊娠したいと言いながら、自分の月経不順を放っておく人は結構いるのです。2、3カ月月経がこなくてもほったらかしにするようなことは決してせずに、自分の体をきちんと見つめて可愛がって下さいね。

20~30代の女性がかかりやすい婦人科系の病気は、「子宮内膜症や子宮頸がんが多い」と、塚田先生は教えてくださいました。そして、どの病気も、「早期に発見すれば治療が可能ですので、早めの婦人科検診をおすすめします」とも。月経の痛みや不順は放置せず、すぐに病院を受診するようにしましょう。自分の人生、そして自分のカラダ。人任せにせず、きちんと向き合うことが大切ですね。

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第3回目

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